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繊維の技術を駆使した伸縮電線「ロボ電」の販売開始について【旭化成せんい】

2014年8月27日

~配線スペースのコンパクト化と耐久性による生産性向上に貢献~

旭化成せんい㈱(本社:大阪市北区、社長:高梨 利雄)はポリウレタン弾性繊維 「ロイカ」を用いた伸縮する電線「ロボ電」の開発を進めてきました。このたび、生産体制が整ったことから9月1日より本格販売を開始することといたしましたのでお知らせします。
「ロボ電」は、伸縮性と屈曲耐久性に優れており、伸び縮みしてかつたるむことがないので、ロボットや狭い隙間に配線するウエアラブル機器などに最適な画期的な製品です。

◆伸縮の様子

1.  開発の背景
当社では、今後の市場拡大が期待される産業用ロボットや介護ロボット、人間らしい動きをするヒューマノイドロボットやウエアラブル機器において、狭い空隙での配線が求められ、たるむことなくストレート形状で伸縮する電線が必要とされるとの考えから伸縮する電線の開発を進めてきました。
その結果、しなやかな伸びと回復性に優れた当社のポリウレタン弾性繊維「ロイカ」と繊維加工技術を組み合わせるとともに、当社グループの知見を活用し「ロボ電」の開発に至りました。
まずは、生産性向上に寄与できる産業用ロボット分野を中心に販売を展開していきます。

2.  「ロボ電」の特長
(1)ストレートな形状での伸縮性能
①    屈曲部の配線のたるみや絡まりが解消。
②    配線スペースのコンパクト化が実現。
③    屈曲に合わせた複雑な配線設計が不要で、配線のぶつかり、ひっかかりトラブルが減少。
④    伸縮するので、配線設計が容易で、配線交換も簡単。

◆伸縮の仕組み

  

(2)ロボットの生産性の向上
①    柔軟性があるため、屈曲による断線寿命が従来と比べ10倍~100倍(使用する部位による)に飛躍的に向上。
②    生産工程での断線による稼動停止ロスやメンテナンス工数が軽減され、生産性が向上。

3.  「ロボ電」の主な用途
(1)小型化、軽量化、生産性向上を目指す産業用ロボット
(2)人間の動きに合わせた配線が必要とみられるウエアラブル機器、介護用ロボットや補助機器
(3)パワーアシストスーツ、バイタル機器、義手義足などの医療機器
(4)その他ストレートな形状で伸縮する電線が必要とされる機器

4.  「ロボ電」の発売概要
(1)製品名  :  「ロボ電」
(2)発売日  :  2014年9月1日(月)
(3)製品規格  :  「USBコネクタ付き」と「リード線(AWG28)出し」の2タイプ
(4)販売価格  :  1本あたり3万円台から
(5)販売形態  :  ㈱ミスミ様の通販サイト(MISUMI-VONA)から販売開始

USBコネクタ付きタイプ

リード線(AWG28)出しタイプ

【ご参考】ロボ電に関するホームページアドレス
http://www.asahi-kasei.co.jp/fibers/roboden/index.html





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