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ミシュランワイドシングルタイヤ「X One」、北米において販売本数200万本達成!!【日本ミシュランタイヤ】
2014年8月5日
北米、サウスカロライナ、グリーンビル、2014年5月27日発表プレスリリース意訳
北米ミシュラントラック・バス事業部は、北米におけるミシュランのワイドシングルタイヤ「X One」の需要が継続的に増加し、2000年の販売開始から10年で販売本数が累計100万本を達成し、さらに2010年からわずか4年弱でついに累計200万本に達したと発表しました。
北米ミシュラントラック・バス事業部マーケティング部のテッド・ベッカーは、「『X One』を世に発表して以来、ミシュランは従来ダブルタイヤを使用していたあらゆるカテゴリーの輸送ニーズに対応できる新世代のワイドシングルタイヤとして、また更生用タイヤ(リトレッド)でもリードしてきました。『X One』を装着することにより、お客様は燃料費の削減、車輌重量を軽量化できるというメリットを享受できることから、採用が加速しています」と語りました。
「X One」タイヤに変更した貨物・運送業者は、トラック一台あたりにつき最大10%もの燃費改善、さらに740パウンド(約335㎏)以上もの重量削減を実現することができます。結果、運輸/輸送会社は、燃料1.5億ガロン(約5.7億ℓ)以上を削減したことになります。これは、大気へのCO2排出量を150万メートルトンも削減したことと同じ計算になります。「X One」装着により車輌の重量を削減できるので、運輸/輸送会社はその分何トンもの荷物を運ぶことができ、それにより収益性の向上、輸送効率の向上、そしてCO2排出量の削減をも可能にします。
※燃費、重量削減効果、燃料削減効果、CO2排出量削減効果は、ミシュランアメリカにおける試算による推定値です。
「X One」はトレーラー用としてだけでなく強大なトルクのかかる駆動軸用としても使用されることを前提に設計されたミシュランが誇るプレミアムワイドシングルタイヤシリーズです※1。ダブルタイヤをシングル化することで、以下のような効果を実現します。
1. 積載効率大幅向上によるトラックユーザーの運行経費削減 :
今回採用された「X One」の455/55R22.5サイズは、日本市場で最も一般的な大型トラック用ダブルタイヤのサイズ11R22.5と外径がほぼ同じで、且つ日本の法律上最大値とされる車軸あたり10tの耐荷重能力を持ちます。11R22.5 のダブルタイヤ仕様と較べ大幅に軽量化でき、積載可能重量を拡大することが可能になります。積載効率の向上は、同重量の輸送に必要なトラック便数の削減につながります。(軽量化のイメージ画像参照)
2. 環境負荷低減 :
サイドウォールがダブルタイヤの4枚からワイドシングルタイヤの2枚に減ることにより、回転中のタイヤの発熱によって増加する転がり抵抗を削減すると同時に、軽量化されたタイヤ・ホイールユニットが車輪を回転させる際に生じる慣性力を低減します。この二つの効果により車両の燃料消費量の節約に貢献します。さらに、タイヤを2本から1本に減らすことによって廃棄されるタイヤも減り、環境負荷低減を可能にします。
3. 車両の安全性向上 :
左右タイヤ間距離(輪距)を拡大できるため車両の走行安定性が向上し、車両の低重心化も可能となり、安全性向上に貢献することができます。(走行安定性・車両低重心化のイメージイラスト)
4. 車両設計の自由度拡大と生産性向上 :
ダブルタイヤ仕様と比較しタイヤ・ホイールユニット総幅が縮小されるため、左右タイヤ間距離が増大しシャシ設計の自由度が拡大します。また、シングル化により部品点数が減り車両の生産性も高められます。
※1 「X One」シリーズには駆動軸用タイヤ以外のラインナップもあります
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