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さらに進化した効率性、デザイン、ダイナミックな走りを実現:ニューポルシェカイエンの予約受注を開始【ポルシェ ジャパン】

2014年7月24日

日本. ポルシェ ジャパン㈱(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)は、さらにシャープさを増したデザイン、効率性の向上、そして充実した標準装備を誇るニューカイエンの予約受注を2014年7月29日(火)より全国のポルシェ正規販売店にて開始いたします。

カイエンはデビュー以来、スポーツユーティリティビークル(SUV)のスポーツカーとして高い人気を誇ります。ニューカイエンは充実した高級装備を備えた5シーターで、乗員全員がくつろげる快適性とドライビングプレジャーを併せ持ちます。パフォーマンスの向上はもちろん、デザインにおいてもポルシェならではのDNAを受け継いでいます。

ワールドプレミアを間近に控えたニューカイエンのモデルレンジは、カイエンS、カイエンターボ、そしてプレミアムSUVセグメント初のプラグインハイブリッドであるカイエンS E-ハイブリッドの3モデルで構成されます。パナメーラS E-ハイブリッド、918スパイダーと合わせて、ポルシェは3モデルのプラグインハイブリッドカーを提供する世界で唯一のメーカーです。カイエンのエンジンはいずれも、先代に比べ性能の向上が図られたうえ、燃費も向上しています。また、カイエンSにはポルシェが新たに開発した3,6リッターV6ツインターボエンジンが搭載されます。

カイエンはポルシェの成功の歴史にあって特別な地位を占めるモデルです。初代の登場は2002年でした。SUVセグメント初のスポーツカーとしてのアイデアを具現化したカイエンは、市場導入と同時にそのクラスでベンチマークを確立。販売台数は予想を大きく上回りました。初代(2002~2010年)の生産は27万6,000台を超え、2010年にバトンを受け継いだ2代目の生産は既に30万3,000台を超えています。カイエンはポルシェの成長と収益に寄与しただけでなく、将来のスポーツカーを開発するための投資に必要な経済基盤をも確かなものとしました。

シャープさを増したエクステリアデザイン
ポルシェのデザイナーは、精緻なラインと効果的に配置したライトエッジにより、ニューカイエンを一段とシャープに仕上げました。フロントエンドとフロントフェンダー、エンジンフードはデザインが一新され、エアブレードのデザインも新しくなりました。車両のフロント左右にあるインタークーラーに冷却空気を効率的に送るエアフィンは、視覚的にインパクトを与え、大きなアクセントとなっています。トップモデルのカイエンターボでは、標準装備のポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)付きLEDメインヘッドライトが走行性能の高さをうかがわせます。

ニューカイエンはリアのデザインも全体的に見直されました。テールライトは立体的な構成となり、ナンバープレート部、ハンドルバーおよびライトはリアテールゲートにこれまで以上にエレガントに融合されています。テールの水平ラインにも新しい要素が加えられ、その結果以前にも増して、路面にどっしり構えたように見えます。新しいデザインのエグゾーストエンドパイプはリア下部に統合されました。なお、自動開閉式リアテールゲートは標準装備となります。

インテリアでまず目を引くのは運転席です。標準装備のパドルシフト付きマルチファンクションスポーツステアリングホイールは、視覚的にも機能的にも918スパイダーのステアリングホイールを彷彿とさせます。リアシートはさらに快適性が高められ、オプションでシートベンチレーションが用意されています。

効率性の向上
ポルシェにとって性能と燃費は両立が出来ない目標ではありません。ドライブトレインは全体にわたり数多くの最適化を施されています。ニューカイエンはコースティング機能やオートスタート/ストッププラス機能、サーマルマネージメントの最適化などにより、全モデルとも大幅な燃費向上を実現しています。またアクティブエアフラップが初めて採用されています。これはセンターエアインテークの後方にあり、エンジンマネージメントにより制御されます。フラップは走行状況と要求される冷却に応じて開閉し、ラジエターに供給される空気量を調節します。フラップが閉まると空力特性が改善し、空気抵抗が小さくなり、燃費が向上します。

カイエンS E-ハイブリッドは、プレミアムSUVセグメント初のプラグインハイブリッド車です。カイエンシリーズのこれまでのハイブリッド車「カイエンSハイブリッド」と比べると、大幅な進歩を遂げています。まず、リチウムイオンバッテリーの容量が10.8 kWhに向上。走行スタイルと地形にもよりますが、電気モーターだけで18~36kmを走るのに十分なレベルです。駆動用モーターのパワーもカイエンSハイブリッドの47PS(34kW)から2倍強の95PS(70kW)にアップしています。複合燃費は3.4l/100km(CO2 排出量79g/km)です。3リッターV6スーパーチャージャーエンジン(333PS/245kW)とモーター(95PS/70kW)を合わせると、総出力は416PS(306kW)/ 5,500rpm、総トルクは590Nm(1,250~4,000rpm)に達し、スポーツカーの名に恥じない走行性能が得られます。0-100km/h加速は5.9秒、最高速度は243km/hに達し、EVモードでの最高速度は125km/hです。駆動用バッテリーは交流電源から、または走行中に充電することができます。

ポルシェのハイブリッド車の伝統を振り返ると、1899年のローナーポルシェに遡ります。バッテリー駆動のモーターとエンジンを搭載した世界初のハイブリッド車両を設計したのはフェルディナンド・ポルシェでした。現行モデルでは、パナメーラS E-ハイブリッドがラグジュアリークラス初のプラグインハイブリッドシステムを搭載して世界的なベンチマークを打ち立てています。その未来志向のテクノロジーをプレミアムSUVセグメントに持ち込んだのが、カイエンS E-ハイブリッドです。

ハイブリッドはスーパースポーツカー、そしてモータースポーツの分野にも着実に普及してきています。ポルシェが培ってきた超高性能ハイブリッドテクノロジーは、918スパイダーに搭載されています。また、ル・マン24時間をはじめとする世界耐久選手権に参戦する919ハイブリッドは、今日考えらえる最高のドライブテクノロジーを搭載し、かつ市販車へフィードバックするための実験室としての役目も担っています。

ポルシェが今回、新たに開発したカイエンSの3.6リッターV6ツインターボエンジンは、排気量とシリンダー数を減らすダウンサイジングがエンジンの性能を犠牲にするものでないことを示すもう一つの例です。このエンジンのNEDC(新ヨーロッパ走行サイクル)燃費は9.5~9.8l/100km(CO2排出量223~229g/km)と、従来のV8エンジンに比べ1リッター低減されています。さらに最高出力は420PS(309kW)/ 6,000rpmと、20PS(15kW)向上。最大トルクも50Nm増え、550Nm(1,350~4,500rpm)となっています。以前に比べ出力は83PS(61kW)/lから実に40%アップし、117PS (86kW)/lとなっています。8速ティプトロニックSを標準で搭載したカイエンSの0-100km/h加速はわずか5.5秒(オプションのスポーツクロノパッケージを装着すると5.4秒)で、現行のカイエンSに比べ0.4秒短縮され、最高速度は259 km/hに達します(1 km/h向上)。

カイエンターボの特徴は、大きなパワーと常にアグレッシブな姿勢、そしてあらゆる状況における堂々とした走りです。4.8リッターの8気筒ツインターボエンジンは、最高出力520PS(382kW)/ 6,000rpm、最大トルク750Nm/2,250~4,000rpmを発生、発進からわずか4.5秒(オプションのスポーツクロノパッケージを装着すると4.4秒)で100km/hまで加速。最高速度は279km/h、燃費は11.2~11.5l/100km(CO2排出量261~267g/km)です。

ニューカイエンのシャシーは快適性重視の観点から最適化されましたが、ダイナミックな走りも健在です。快適な走行とスポーティな走りの両立性が一段と高められ、カイエンはSUVセグメントにおけるスポーツカーとしてのポジションをさらに強固なものとします。

ニューカイエンS、カイエンS E-ハイブリッド、カイエンターボ希望小売価格 (2014年7月29日より)






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