ニュース

第4次排出ガス規制対応の産業用小型ディーゼルエンジンのラインナップを拡充【クボタ】

2014年7月3日

~19-56kWクラスにDOC(※1)仕様を追加投入~

当社は、最新の欧米排出ガス規制に対応した産業用小型ディーゼルエンジン(19~56kWクラス)のラインナップにDOC(ディーゼル・オキシデーション・キャタリスト)仕様を追加し、世界中のより多くのお客様のニーズに応えます。

Ⅰ. 背景と狙い

全世界で地球環境の保全意識が高まる中、エンジンの排出ガス規制が各国にて年々強化されています。当社は、産業用小型ディーゼルエンジンのトップメーカーとしての高い技術力を生かし、農業機械や建設機械が対象となる日米欧の最新の排出ガス規制に対応したエンジンを早期に開発し、CARB(※2)、EPA(※3)など各国の認証を取得し、市場投入を行ってまいりました。
第4次排出ガス規制対応にあたり、当社は既に排出ガスの後処理装置として「ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)(※4)」を採用しておりますが、このたび、さらに排出ガスの後処理装置として、DOCで規制対応を実現するエンジンを19~56kWの出力レンジに追加投入し、2015年1月より販売いたします。これにより、さらなるラインナップの充実を図り、後処理装置制御の容易化、サービス性の向上など、今後、より多くの機器メーカー様のニーズに応えるエンジンを提供してまいります。

※1 DOC (Diesel Oxidation Catalyst)
酸化触媒機能を使って、PM(すすなどの浮遊粒子状物質)中に含まれるSOF(Soluble Organic Fraction:有機溶媒に溶ける成分)を低減させる排ガス後処理装置。
※2 EPA(Environmental Protection Agency)
米国環境保護庁。市民の健康保護と自然環境の保護を目的とするアメリカ合衆国連邦政府の行政機関。
※3 CARB(California Air Resources Board)
米国カリフォルニア州大気資源局。カリフォルニア州の大気汚染を防止するカリフォルニア州政府の行政機関。
※4 DPF (Diesel Particulate Filter)
ディーゼルエンジンの排出ガスに含まれる粒子状物質を捕集する排ガス後処理装置(フィルター)。

Ⅱ. 新製品(DOC仕様)の概要

(ご参考)現在の当社の第4次排出ガス規制対応エンジン(19-56kWクラス)



【製品に関するお問い合わせ先】エンジン事業推進部(Email : engine@kubota.co.jp



ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。






株式会社クボタホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#クボタ
#産業用エンジン