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インダストリアル・インターネットを使った自動車リースの新サービスを導入【日本GE】

2014年6月23日

ビッグデータからリース車両の利用傾向を分析し安全管理と業務効率の大幅向上を可能に

GEキャピタル(東京都港区、社長兼CEO 安渕聖司)は、自動車リースの法人顧客向けに、GEのインダストリアル・インターネット技術を利用した、新しいサービスを開始しました。

これは「フリートコンパス」という名称の情報サービスで、顧客企業が利用するリース車両の運用情報を、インダストリアル・インターネット技術で分析し、車両運用の効率化や交通安全上の問題防止に役立てるものです。

インダストリアル・インターネットは、航空機エンジン、ガスタービン、鉄道車両などの産業機械を製造するGEが、稼働の効率化や問題の防止・解決を目的に、 それらの機械をインターネットで接続してデータを集積し、分析して傾向や特性を読み取る技術で、2012年11月に発表されました。

今回、GEキャピタルは、インダストリアル・インターネットを日本で初めて自動車リースの車両管理に応用しました。整備工場や保険会社から得られる事故やメンテナンスの情報、ガソリンスタンドから得られる燃料使用状況に関する情報など、収集された多岐にわたる情報(ビッグデータ)をあらゆる角度から分析・検証して、リース車両の運転や運用にかかる傾向や特性を読み出し、それをウェブなどのツールを通じて提供します。顧客ニーズに応じた柔軟な分析機能が特徴です。将来的には、リース車両それぞれをインターネットでつなぎ、より多くのデータを分析に活かすことも計画しています。

顧客は、提供された分析データに基づいて、事故や故障対策を策定し、安全管理体制を向上できます。これまでも車両管理にかかる情報サービスはありましたが、解析前の生データが主で、顧客がそれを活用することは難しい状況でした。当社のサービスは、インダストリアル・インターネット技術を使うことで、膨大な情報を多角的に分析し、様々な分析値とそれに基づく予測を提示します。例えば、これまでの情報サービスは事故件数の集計などにとどまっていましたが、当社では事故の原因、位置、過失の有無、自損か否かなどの詳細が「見える化」され、それに基づいた具体的な予防対策が容易になります。顧客には、合わせてシックスシグマやISO39001のノウハウを用いたコンサルティングを提供し、分析データの活用法を助言します。

また、いかなるサイズや形状のデバイスにも対応できるという、インダストリアル・インターネット技術の特徴を活かし、分析データは、PC、タブレット、モバイルなどあらゆる端末で表示することが可能で、ユーザーの利便性を高めています。

インダストリアル・インターネット技術は、GEの製造部門ですでに導入されていますが、金融サービスに採用するのは、これが日本初です。

GEキャピタルの自動車リース事業は、リースの枠を超えたトータル・ソリューションで、顧客企業の車両管理を包括的にサポートしています。2012年10月に道路交通安全マネジメントシステムの国際規格「ISO39001」を世界で初めて取得し、2012年11月にはスマートフォンを利用したテレマティクスを日本で初めて取り扱うなど、自動車リースにおけるイノベーションに取り組んでいます。


GEキャピタルについて
GEキャピタルは、米GE(ゼネラル・エレクトリック)の金融部門として、不動産、設備、在庫品をベースにしたファイナンス、車両管理、運転資金ファイナンス、企業買収・リファイナンス・リストラクチャリング向け資金ファイナンスなどを法人顧客に提供するほか、クレジットカード、ショッピング・クレジット、住宅・自動車ローン、パーソナルローンなどを個人顧客に提供しています。日本では、設備・資産リース、自動車リースおよび車両管理、法人向け融資、不動産向け投融資、個人向け金融などの金融サービスを提供しています。

日本におけるGEキャピタルは、日本GE㈱の社内カンパニーです。


【お問い合せ】
日本GE㈱ GEキャピタル コミュニケーション部
03-5544-6740
Communications.CapitalJapan@ge.com






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