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新製品「LTC2668-16」を販売開始【リニアテクノロジー】
2014年6月16日
10mA＆1000pF負荷を駆動する16チャネル、16ビット±10V SoftSpan DAC
リニアテクノロジー㈱は、SoftSpan™出力を備えた16チャネル、16ビット電圧出力D/Aコンバータ（DAC）「LTC2668-16」の販売を開始しました。LTC2668には16ビット・バージョンと12ビット・バージョンがあり、コマーシャル、インダストリアル、車載（-40°C～125°C）の温度グレードがあります。1000個時の参考単価は、LTC2668-16が31.25ドルから、LTC2668-12が25.75ドルからです。LTC2668ファミリ用の評価用ボードDC2025Aが提供されており、www.linear-tech.co.jp/demoあるいは販売代理店経由でお求めになれます。この評価用ボードはLinduino™ファームウェア開発システムによってサポートされており、DC2026Aと組み合わせて使用します。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください（www.linear-tech.co.jp/product/LTC2668およびwww.linear-tech.co.jp/solutions/linduino）。
SoftSpan™という機能により、それぞれのDACの出力電圧範囲を、ユニポーラおよびバイポーラ出力範囲で各々10Vまでの5つの選択肢の中から、所望の1つに個別に設定可能です。レール・トゥ・レールの各DAC出力は、保証された負荷レギュレーションで10mAをソースおよびシンク可能で、1000pFの大きな容量性負荷を安定して駆動します。このため、LTC2668は、光モジュール、プログラマブル・ロジック・コントローラ（PLC）、MPIおよびX線画像処理装置、自動テスト装置、レーザー・エッチング装置、スペクトル解析器、オシロスコープなどのアプリケーションにおいて要求の厳しい多様な負荷を駆動するのに最適です。
LTC2668は6mm x 6mmの小型QFNパッケージに多くの省スペース機能を搭載しているので、代わりとなる16チャネルDACに比べて50％の実装面積に収まります。LTC2668は出力電圧範囲の要件に応じて、5Vの単一電源またはデュアル・バイポーラ電源で動作します。このデバイスは5つのSoftSpan出力範囲を提供するために最大10ppm/℃の高精度2.5Vリファレンスを内蔵していますが、外部リファレンスを使って駆動することもできます。使いやすい16：1高電圧アナログ・マルチプレクサにより、ユーザが回路の完全性をモニタしたり、回路内較正を行うことができるので、基板の実装面積を大幅に節減できます。また、LTC2668はA/Bトグル機能も備えているので、ACバイアスを生成したり、システムにディザを付加することができます。LTC2668の構成設定は、1.8V～5Vの独立したデジタル電源で駆動できるSPI互換シリアル・インタフェースを介して行われます。
LTC2668の主な特長 ：
● 最大10ppm/°Cの高精度リファレンスを内蔵
● 個別にプログラム可能な出力範囲 ： 0V～5V、0V～10V、±2.5V、±5V、±10V
● 全範囲で16ビット/12ビットフル分解能
● 最大INL誤差 ： ±4LSB（16ビット）
● ソフトウェアまたは専用ピンを介したA/Bトグル機能
● 16 ： 1アナログ・マルチプレクサ
● 全温度範囲で単調性を保証
● 非同期DAC更新ピン
● 内部リファレンスまたは外部リファレンス
● ±10mAの出力駆動を保証
● 1.8V～5VのSPIシリアル・インタフェース
● 6mm x 6mm 40ピンQFNパッケージ
リニアテクノロジーについて
S＆P500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、Moduleサブシステム及びワイヤレス・センサ・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。
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