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革新的な新生産方式による新世代ドライブシャフト「EBWドライブシャフト」を開発【NTN】
2014年5月22日
自動車メーカの開発リードタイム短縮に貢献
NTN㈱(以下、NTN)は、等速ジョイント用インボード外輪*1における製造方法に電子ビーム溶接*2を採用した「EBW*3ドライブシャフト」を開発しました。
自動車メーカは、多様化する市場ニーズに対応するため、新型車の開発期間(以下、開発リードタイム)の短縮を進めています。その結果、自動車を構成するあらゆる部品にも開発リードタイムの短縮が求められ、NTNが軽自動車からSUV*4まで多様な車種に供給するドライブシャフトも同様です。
今回開発した「EBWドライブシャフト」は、従来車種ごとに専用設計/製造していたインボード外輪を、サイズごとに共通化して標準品としたカップ部と、車種に合わせて個別設計したステム(軸)部を電子ビーム溶接で接合して製造することで、信頼性の高いドライブシャフトを短い開発リードタイムで提供します。
電子ビーム溶接は、短時間で高精度接合が可能な技術で、NTNとして等速ジョイントの製造に初めて採用しました。
NTNは、新生産方式を採用した本開発品をグローバルに市場展開してまいります。
*1) 車両のディファレンシャル側に配置される等速ジョイント外輪
*2) 真空中でフィラメントを加熱し、放出された電子を高電圧で加速させ、収束させたビームを物体に衝突させ溶接を行う技術
*3) Electron Beam Welding(電子ビーム溶接)
*4) Sport Utility Vehicle(スポーツ用多目的車)
特長
新型車の開発リードタイム短縮への貢献と高い信頼性
1. 自動車メーカや車両により異なっていた外輪カップ部を共通化(ステム部のみ個別設計)
2. 電子ビーム溶接により短時間で確実かつ高精度に接合
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