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トラック、路線バス向け安全走行支援システム「SurroundEye」を新発売、合わせて業務用車両向け安全確認カメラシステムをフルモデルチェンジし発売【クラリオン】
2014年5月27日
クラリオン㈱(社長:川本 英利 / 以下、クラリオン)は、トラック、路線バス向けの安全走行支援システム「SurroundEye(サラウンドアイ)」を6月中旬から新発売します。合わせて、安全確認カメラシステムをフルモデルチェンジし、6月中旬から順次発売します。
SurroundEye
今回新発売する「SurroundEye」は、車体に取り付ける複数のカメラ映像をクラリオン独自の画像処理技術によるキャリブレーションで高精度な合成画像として表示することで、安全走行の支援を行うカメラシステムです。全長10メートル、全幅2.4メートル以下の中型サイズまでのトラック用として2カメラで主に運転席から死角となる左後方の安全確認を補完する2カメラシステム、さらに2個の狭角カメラを追加することで車両後方をより的確に把握できる 2+2カメラシステム、路線バス用として4カメラにより車両回り360°を俯瞰できるシステムをラインアップ、ドライバーが不安を感じる車周辺に対するストレスを低減し、安全・安心な運転をサポートします。なお、システム取り付け後車両1台ごとにキャリブレーションが必要ですが、別売のPCアプリソフトを含むセットアップツールキットで容易に行うことができます。
当システムは、「運輸システムEXPO2014」(5月28日から30日まで、東京ビッグサイト)に出展する「Clarionブース」に展示します。
基本的なシステム構成
トラック、路線バス用とも超広角(160°)の車載用小型カメラ正像モデル「CC-1602A」、カメラ映像の画像処理を行うECU(Electronic Control Unit/エレクトロニック・コントロール・ユニット)「EG-2300A」、7型モニター「CJ7600A」の組み合わせで構成します。
※ケーブル・金具・付属品・キャリブレーション費用などが必要です。
【トラック向けSurroundEye】
基本システムは、左サイド・リヤに取り付ける2個の超広角(160°)小型カメラ「CC-1602A」とそれらの映像を合成するECU「EG-2300A」、7型モニター「CJ7600A」で構成する2カメラシステムです。通常、トラックの運転席から死角となる左後方を情報補完することで、内輪差による巻き込み事故や左後方車両との接触事故等の防止を補助します。更に、車両後方に2個の90°カメラ「CC-1060A」を追加した2+2カメラシステムでは、後退時の後方コーナーの安全確認や距離感把握が可能で、より正確な駐車支援を実現します。また、切替スイッチ「RCB-210」(別販)を追加することで、走行時/後退時の各種画面を選択することが出来ます。
【路線バス向けSurroundEye】
フロント・サイド(左右)・リヤに取り付ける4個の超広角(160°)小型カメラ「CC-1602A」とそれらの映像を合成するECU「EG-2300A」、7型モニター「CJ7600A」で構成するシステムです。車両周辺360°を俯瞰表示、運転席からミラーと目視で行う停発車時の停留場周辺の安全確認、停車時のガードレールや路肩への寄り過ぎや後方から接近する自転車の確認、中央扉近くの乗降時の乗客状況、安全確認などをサポートします。
トラック、バスなどの業務用車両向けのCVバックカメラ「CC-6500A」「CC-6600A」、7型ワイドLCD画面モニター「CJ-7600A」をフルモデルチェンジし発売します。
CVバックカメラ「CC-6500A」「CC-6600A」は、ボディには従来同様過酷な環境に耐えうる高品質アルミダイキャスト素材を使用、中継ケーブルコネクタも小型化し、性能向上しながらも従来機種に比べ40%以上の軽量化を達成。また低歪、低ゴーストの最新設計レンズの採用でメリハリのあるリアルな画像を実現します。本体を円柱形状にすることで角度を変えた際の取り付けスペースの縮小化を図りました。シャッター付きモデル「CC-6500A」はシャッターの形状を本体の曲面に合わせることでスペースの縮小化を図るとともに、開閉トルクについても当社従来規定以上の連続耐久試験をクリアするなど耐久性の向上を図りました。「CJ-7600A」は、前面にボタンを配置することで、ハイマウント取り付け、ダッシュボード取り付けの両方が可能ながら、外形寸法を極力押さえ運転視界を妨げないモニターです。
※当資料に記載する社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
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