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メキシコで自動車用商品の量産開始【NTN】

2014年5月15日

NTN㈱(以下、NTN)は、メキシコの新会社「NTN MANUFACTURING DE MEXICO, S.A.DE C.V.(以下、NTNメキシコ製造)」で、自動車用商品の量産を開始することを決定しましたので、お知らせします。

1. 新会社の狙い

NTNは、2013年4月にスタートした2年間の中期経営計画「復活2014」において、利益を造る企業体質への変革を目指しており、「現地・現物・現人」の考えに基づき、為替に左右されない体制を確立することで、成長市場における事業拡大を図っております。

メキシコは世界有数の自動車生産大国であり、最近では世界各国の自動車メーカが相次いで進出するなど、今後ますます市場拡大が期待されます。NTNは、現地生産体制を強化することで、メキシコ市場におけるさらなる需要増大に応えてまいります。

NTNは、米州地区において、アメリカ、カナダ、ブラジルに自動車用商品の製造拠点を構え、ハブベアリングおよび等速ジョイント(以下、CVJ)を生産しています。メキシコにおいては、2013年にNTNメキシコ製造を設立し、具体的な量産計画の検討を進めてまいりました。NTNメキシコ製造では、当面はメキシコ国内のハブベアリングおよびCVJの需要に対応しますが、将来的には自由貿易協定(FTA)なども活用し、北米地区全体への供給拠点として、リスク分散と生産負荷の平準化などを進めてまいります。

2. 今後の計画

2014年5月より建設工事に着工し、2015年度から量産開始の予定。
従業員は、当初100名程度でスタートし、2017年度に約300名まで順次増員する計画。
売上高は、2018年度に約200億円を計画。

3. 新会社の概要

ご参考

ハブベアリングについて

ハブベアリングは、自動車の車輪に取り付けられ車体の重量による荷重を支えながら車輪の回転を可能にする、クルマの走行には欠かせない重要な役割を担う商品です。
ハブベアリングは第1世代から第3世代へと進化してきました。世代が上がるにつれユニット化が進み、部品点数が減るため軽量・コンパクトな設計となり、燃費向上にも貢献します。


等速ジョイント(CVJ)について

CVJは自動車のエンジンの回転を常に等速で滑らかにタイヤに伝達するための部品で、FF車や4輪駆動車には必ず用いられます。自動車の低燃費や静粛性、快適性に対するニーズがますます高まっており、CVJはこれらに大きな影響を及ぼす重要な部品です。
さらにドライブシャフトだけでなく、プロペラシャフトやステアリングシャフトにもCVJが多く用いられています。


NTN米州生産拠点

お問い合わせ先

NTN㈱
広報・IR部
TEL : 06-6449-3579 FAX : 06-6443-3226

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