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タイにおけるスパンボンド不織布製造設備の増設について【旭化成せんい】
2014年5月14日
旭化成せんい㈱(本社:大阪市北区、社長:高梨利雄)は、このたび、タイにおけるスパンボンド不織布の製造・販売会社である 旭化成スパンボンド(タイ)(所在地:タイ国チョンブリ県シラチャ、社長:吉岡亮二、以下「AKST」)の設備増設を決定しましたのでお知らせします。新設備の生産能力は年産2万トンで、AKSTの増設後の生産能力は、既存設備と合わせ、年産4万トンになります。
1. 背景
当社では、スパンボンド不織布について、1973年の創業以来「エルタス」ブランドを中心に多岐にわたる用途展開による事業拡大を進めています。現在、国内では滋賀県守山市および宮崎県延岡市の2拠点、海外では2012年に設立しましたAKSTと計3拠点に製造設備を有し、紙おむつなどの衛生材料、自動車などの各種産業資材や家庭日用品など、幅広い用途に向けスパンボンド不織布を生産し、国内外で積極的な事業展開を行っています。
中でも、アジア各国での紙おむつ市場の急拡大に対応するため、2012年にAKSTの稼働を開始しました。今後もさらなる成長が見込まれていると同時に、紙おむつ素材の高度化への対応や品質、コスト面での競争力強化の観点から、当社独自技術による高品質なスパンボンド不織布製造設備の増設を決定しました。当社は、安定供給体制を強化し、顧客ニーズにお応えするとともに日系紙おむつメーカーの海外進出を強力にサポートしてまいります。
2. 増設の概要
(1)立地 : タイ国チョンブリ県シラチャ(サハ工業団地内)
(2)生産品目 : ポリプロピレン(PP)スパンボンド不織布
(3)投資額 : 約50億円
(4)増設能力 : 年産2万トン 増設後の生産能力 年産4万トン
(5)工期 : 2014年6月着工、2015年11月稼働開始予定
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