ニュース
燃料電池の実証実験で累積300万マイルを達成【ゼネラルモーターズ・ジャパン】
2014年5月13日
燃料電池電気自動車「シボレー エクイノックス」、実証試験を展開中
ゼネラルモーターズ（略称：GM）は、燃料電池電気自動車（FCEV）の実証実験において、水素を動力源とした公道走行で、累積300万マイル（480万km）を達成したことを発表しました。
また、個別の車両の中には、12万マイル（19.312km）以上の走行を達成したものもあります。
GMの推計では、これらの車両に動力を供給するために水素を使用することで、ガソリンの消費量を157,894ガロン（597,694リッター）抑えたことになります。
燃料電池電気自動車「シボレー エクイノックス」は、2007年から北米で「プロジェクト・ドライブウェイ」という実証実験を119台で行っており、5,000人以上のドライバーが燃料電池技術の機能性と運転性に関するフィードバックを提供してきています。
GMのグローバル燃料電池エンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクターであるチャーリー・フリースは、「水素燃料電池技術は、GMの将来の先進パワートレーンにおけるポートフォリオの重要な部分であり、私たちは、この技術を推進するための実質的な活動を続けています。これらの燃料電池車は、7シーズンの冬と広範囲におよぶ環境条件を経験し、現実の世界でのドライバーの要求を満たすことができることを証明しています」と述べています。
昨年 GMは、2つの燃料電池関連のコラボレーションを発表しました。 2013年7月、 GMとホンダは、2020年頃の実用化に向け、次世代の燃料電池システムと水素貯蔵システムを共同で開発するための長期的な提携契約の締結を発表しました。加えて、GMとホンダは、長期的な実行可能性や燃料電池自動車が一般消費者に受け入れられるために重要な燃料補給インフラを進展させるため、ステークホルダーと共に取り組んでいます。
また、昨年GMは、ミシガン州ポンティアックにあるGMパワートレーン・ワールド本部に、新たに、最先端の燃料電池研究開発所を開設しました。さらに、2013年9月、GMとU.S.アーミー・タンク・オートモーティブ研究開発&技術センター（TARDEC）は、自動車燃料電池技術試験のための協力関係の拡大について共同で発表しました。
GMは、燃料電池技術において世界のリーダーです。「クリーン・エネルギー特許成長指数」において、GMは、2013年に認定された燃料電池に関する特許数で1位にランクされており、また、2002年以降に認定された燃料電池に関する特許において、全ての企業をリードし続けています。
ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社ホームページはこちら
