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All Programmable Artix-7 FPGAファミリを拡張し新たに車載向けにAEC-Q100規格要件をクリアしたXA Artix-7を発表【ザイリンクス】

2014年5月1日

クラス最高水準の消費電力あたりパフォーマンスを達成し、
ADASや車載インフォテインメント、ドライバー インフォメーションなどに対応

ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDQ : XLNX)は2月24日(米国時間)、同社の Artix®-7フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)ファミリを拡張し、車載用アプリケーションに対応することを発表した。新しいXA Artix-7ポートフォリオは、AEC-Q100規格の要件をクリアしマーケットをリードするXA(Xilinx® Automotive)FPGAファミリを拡張するもので、高性能ドライバー アシスタンス システム(ADAS)や車載インフォテインメント(IVI)、ドライバー インフォメーション(DI)といったアプリケーションにおいて、クラス最高水準の消費電力あたりパフォーマンスを発揮する。また、これまでのテクノロジと比べ消費電力が大幅に低減しており、パッケージングのフットプリントも小さいため、スペースが限られる車載電子制御ユニットのデザインに最適である。

ザイリンクスの車載セグメント担当ディレクターであるニック ディフィオーレ(Nick DiFiore)は、「ザイリンクスのXA Artix-7デバイスは自動車マーケットの厳しい品質基準と信頼性基準を満たしているだけでなく、消費電力とシステム インテグレーションの面でも優れたスケーラブルなソリューションを提供するため、システム レベルでアーキテクチャの柔軟性とコストを最適化することができます。XAファミリは、先進的ビデオ プロセッシングや複雑なDSP演算、最新のインターフェイスやネットワーキング規格へのブリッジングを必要とする車載用アプリケーションに適しています」と述べている。

XA Artix-7ファミリは、XA7A35T、XA7A50T、XA7A75T、XA7A100Tの4種のデバイスで構成され、ロジックセル数は3万から10万1,000である。また、285のI/Oを備え、業界をリードする対パッケージサイズI/O比率を達成しており、パッケージは10mm x 10mmと小型化を実現した。統合されたDSP機能のシグナルプロセッシングパフォーマンスは最高264GMACで、ADASアプリケーションでのイメージデータプロセッシングで威力を発揮する。内蔵Gigabitトランシーバのデータレートは最高6.25Gbit/sで、PCI Express Gen 2のような完全に統合されたコネクティビティソリューションの実装が可能である。ダイナミックパーシャルリコンフィギュレーション(DPR)やAES暗号化に加え、温度センサ/電源電圧センサ内蔵12ビット17チャンネル1Mspsアナログ-デジタルコンバータ(ADC)を備えたアナログミックスドシグナル(AMS)ブロックといった先進機能を提供するため、ECUのBOMコストを総合的に最適化することができる。

XA Artix-7 FPGAは車載向けXA Zynq™-7000 All Programmable SoCファミリを補完する製品である。この2つのデバイスファミリはいずれもTSMC社の28nm HPL(高性能/低消費電力)プロセスで製造されており、前世代ソリューションや競合ソリューションと比べて合計消費電力を最高50%も低減できる。

XA Artix-7ファミリはデバイスとパッケージの組み合わせの選択肢が広いため、プロジェクト要件の変更に応じてデザインのアップスケール/ダウンスケールも容易に行うことができる。また、デバイスアーキテクチャの仕様により、XA Zynq-7000 All Programmable SoCとの間でIPやデザインのスムーズなマイグレーションが相互に可能となっている。


供給体制

AEC-Q100規格に完全準拠した Artix-7 XA7A100T FPGAはすでに量産を開始している。XA7A35T、XA7A50T、XA7A75Tが利用可能となるのは2014年第4四半期の予定であるが、ザイリンクスがすでに提供しているデザイン ツールや同等の商用グレード デバイスを利用すれば、今すぐデザインを開始することが可能である。詳しくは、japan.xilinx.com/products/silicon-devices/fpga/xa-artix-7/index.htm を参照されたい。


ザイリンクスについて
ザイリンクスは、All Programmable FPGAおよびSoC、3D ICの世界的なリーディングプロバイダーである。業界をリードするこれらデバイスを次世代設計環境およびIPとともに提供することで、プログラマブル ロジックからプログラマブル システム インテグレーションまで、幅広いユーザーニーズに応える。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

※ ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Vivado、Zynq、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。PCI、PCIeおよびPCI ExpressはPCI-SIGの登録商標でライセンスのもとに使用しています。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。





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