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日産から参戦の自転車選手クリス・ホイ氏、英国GT選手権で鮮烈デビュー【日産自動車】

2014年4月22日

オールトンパークでNISSAN GT-R NISMO GT3のデビュー戦に登場

日産エンジン搭載のティリエby TDSレーシングは、ELMS開幕戦のシルバーストン戦で優勝
Gドライブレーシングは、FIA WEC開幕戦で今季初勝利


2014年4月21日 オールトンパーク(英国) -
英国GT選手権開幕戦が行われ、プロフェッショナルなパフォーマンスを披露したクリス・ホイが、GTレースへの取り組みが真剣であることを印象づけました。オリンピックの自転車競技で6回金メダルを獲得しているホイは、イースターマンデーの開催となったチェシャーズのオールトンパークに詰めかけた大観衆の前で、NISSAN GT-R NISMO GT3でのデビュー戦に臨みました。

エイボン・タイヤ英国GT選手権のPro-Amクラスでは、ノンプロフェッショナルのドライバーに、予選と、週末に行われる2回の2時間レースのうち最初のレースでのスタートを務めさせることが規定されています。ホイは予選で見事な走りを見せ、グリッドに30台以上が並ぶ中、#80 NISSAN GT-R NISMO GT3を14番手につけました。

レースで好スタートを決めたホイは、オープニングラップの間に順位を3つ上げて11位に浮上します。その後も自分のスティントではフェラーリからの猛追を受けながらこれをかわし切り、9位でピットイン。アレックス・バンコムにステアリングを託しました。

タイミング悪くこの時にセーフティカーが入り、レースの集団がふたつに分かれてしまいました。バンコムは9位を維持したものの、首位からは周回遅れとなってしまいました。最終ラップまで必死に追い上げましたが、そのまま9位でチェッカーを受けました。

レース後、ホイは次のように述べました。「最高に楽しかったです! 白熱した瞬間も何度かありましたが、特に他車から接触された時にそのマシンがグラスエリアに外れていった時はエキサイティングでしたね。自分の走行の時は、リアミラーを見るとフェラーリがずらりと並んでいましたが、とにかく自分の走りに集中し、ひとつひとつを正確に行うことに心がけました。晴天に恵まれ、大勢の観客に囲まれる中で、自分がレーシングドライバーだという気分を満喫していました」

バンコムはレース2でスタートを務め、安定した走りでスムースに走行を重ね、13位でホイに交代しました。

「ピットから出る時にトラブルがありました」とホイは述べました。「数秒をロスし、コースに戻ると今度はカスケード・コーナーにゴミが出ていたので、さらに数秒をロスしました。走行の間にセーフティカーが入り、ペースを落としていた2台のGT4マシンの後ろで詰まってしまったので、ストレスがたまりました」

フィニッシュまで6分というところでセーフティカーがコースから出ると、追い上げを始めたホイは3台をパスして、13位でフィニッシュラインを越えました。

「リザルトはまずまずでしたが、この週末の内容には満足しています」とバンコムは述べました。「GT-Rにとってはあまり得意とするコースではなかったのですが、その中でも最善の出来になったと思いますし、この先のレースではもっと見せ場を作ることができると思います。今日のホイの走りも見事でした。予想以上の内容でしたので、彼のパフォーマンスには本当に勇気づけられました」

「とても素晴らしい週末になりました」とホイは締めくくりました。「ここにいられるのは、とても特別なことです。心から楽しむことができましたし、次戦が待ち切れません。今回の2回のレースで、私がどれだけレースを楽しんでいるかを確信しました。すっかり夢中になってしまいました!」


Gドライブレーシングが2014年WEC開幕戦で今季初勝利


2014年のFIA世界耐久選手権(WEC)では、LMP2クラスに参戦する全マシンが日産エンジンを搭載することになりました。開幕戦のシルバーストン戦では通常よりも参戦車両が少なくなりましたが、それでも迫力のあるレースが展開されました。

大金星を挙げたのは、Gドライブレーシング。開幕戦の「シルバーストン6時間」は、豪雨のために26 分間の赤旗中断に見舞われ、実際には「シルバーストン5時間半」となりましたが、モーガン・ニッサンが優勝を果たしました。さらに、ポディウムにはSUPER GTに参戦する松田次生を擁するKCMGと#27 SMPレーシングが上がりました。


ELMSでは終盤で追い上げたティリエby TDSレーシングが優勝


2014年ヨーロピアンル・マンシリーズ(ELMS)の開幕戦は4時間のレースで争われ、ポールポジションからスタートしたJOTAスポーツが全般に渡ってレースをリードしました。しかし、残り45分というところで、#38 JOTAザイテック・ニッサンのサイモン・ドランはコースオフ。激しくクラッシュしたため、コースにはセーフティカーが入りました。

レースが再開してからフィニッシュまでの20分は、大混戦となりました。TDSレーシングのトリスタン・ゴメディは、残り4 ラップというところでマイケル・フレイが駆るレースパフォーマンス・オレカ-ジュッドからリードを奪い、バトルを制しました。



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