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60年にわたり効率性とドライビング プレジャーに貢献 メルセデス・ベンツ300 SL Gullwingが世界に先駆けてボッシュのガソリン直噴システムを搭載【ボッシュ】
2014年4月7日
● 「スポーツカー時代」に寄与したボッシュのパイオニア技術
● 直噴システムがドライビング プレジャーと低燃費の両立を実現
● ボッシュはこれまでに約5,000万個のインジェクターと約1,000万個の高圧ポンプを生産
1950年代、すでにボッシュのガソリン直噴システムは歴史に残る人気スポーツカーの重要な役割を担っていました。この技術は1954年、のちのモーター ジャーナリストたちが「スポーツカー時代」の代表として高く評価した量産車、メルセデス・ベンツ300 SLに採用されました。すでに当時、ガソリン直噴システムはエンジン性能と燃費の向上に貢献していました。メルセデス・ベンツ300 SLでは、ガソリン直噴システムは主に俊敏性とパワーを発揮するために設計されましたが、60年を過ぎた今、ガソリン直噴システムは出力だけでなく、効率性と低燃費をも象徴する存在となっています。それを可能にしたのは、ボッシュが数十年にわたって磨きをかけた先端エレクトロニクス、高精度な加工と高度なセンサー技術です。そして今日、ガソリン直噴システムはその経済性が評価され、マスマーケットに幅広く供給されています。
それは、60年以上経った今も、まったく色褪せることはありません。米国の「Road & Track」誌は300 SLについて、「性能は(改善点はあるにせよ)まさにトップレベルに位置し、自動車業界が生み出した数々の車の中でも傑出した存在だと言えるだろう」とレビューしています。
力強い成長を遂げた今日のガソリン直噴システム
現在のガソリン直噴システムはコンパクトカーにも採用されるようになり、将来の排出ガス規制に対応していくための戦略の重要な要素としてこの技術を導入する自動車メーカーが増えてきています。最近のインジェクターは最大15%のCO2排出量の削減と燃費向上に大きく寄与するようになり、さらにダウンサイジングやターボ チャージャーと組み合せることで、ガソリン直噴システムはレスポンスとドライビング ダイナミクスの向上につなげています。また、これにより低回転数でもトルクを最大50%アップすることができます。燃焼室の冷却性能も向上し、ガソリン直噴システムはエンジンのノッキングを防ぎながら、圧縮比を引き上げることも可能となっています。
ボッシュは数十年にわたりガソリン直噴技術の開発をし続けてきました。より厳しい排出ガス規制が21世紀初頭に導入されると、市場が次第に大きく拡大し、売上げも右肩上がりとなりました。ボッシュの生産ネットワークは世界に広がり、2011年にはインジェクターの生産が累計2,500万個、さらに高圧ポンプが累計500万個を突破し、2つの大きなマイルストーンを達成しました。その1年後にあたる2012年には生産数量がそれぞれその倍となる5,000万個(インジェクター)、1,000万個に達し、さらに2013年末までにこの数字がそれぞれ8,000万個、2,000万個に急増しました。
このプレスリリースは2014年4月7日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
▶原文をご覧ください。
自動車機器テクノロジーセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。暫定的決算発表によると2013年の売上高は307億ユーロで総売上高の約66%を占めています。自動車機器テクノロジーの売上により、ボッシュ・グループはリーディング・サプライヤーのポジションを確立しています。(注:連結決済に関する法的規則の変更により、2013年のデータは限定的な範囲でしか2012年のデータと比較することはできません)。自動車機器テクノロジーセクターは主に、内燃機関燃料噴射テクノロジー、代替パワートレインコンセプト、効率的そしてネットワーク化されたパワーワトレイン周辺機器、アクティブ/パッシブセーフティシステム、運転支援/コンフォート機能、ユーザーに優しいインフォテインメント技術やCar-to-CarおよびCar2X通信、オートモーティブ・アフターマーケット向けのコンセプト/テクノロジー/サービスなどの分野で活動しています。またボッシュは、電気駆動マネジメント、横滑り防止システムESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な革新的自動車技術にも対応しています。
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。 暫定決算では、2013年度の従業員数は約281,000人、売上高は464億ユーロを計上しています(注:連結決済に関する法的規則の変更により、2013年のデータは限定的な範囲でしか2012年のデータと比較することはできません)。自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制に移行しました。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHと360社を超える子会社、世界約50カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加えると、世界約150カ国で事業展開しています。 この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤となっています。ボッシュは2013年に世界中で約5,000件の特許を出願しています。ボッシュ・グループの製品とサービスは、革新的で有益なソリューションを提供することを通じて、人々を魅了し、人々の生活の質(Quality of Life)を向上させることを目的としています。 この方針に基づき、ボッシュは全世界において人と社会に役立つ革新のテクノロジーを提供し続けていきます。そしてそれこそが「Invented for life」なのです。
さらに詳しい情報は
▶ www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
▶ www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
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