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「ハンドルから手を離さず、走行路から目を離さない」 車にさらなる技術を導入しドライバーと乗員の安全を守るための新ソリューションを研究【タカタ】
2014年4月9日
【ミシガン州・アーバンヒルズ】 タカタ㈱(CEO:高田重久 本社:東京都港区、以下タカタ)は、このたび、米国ミシガン州・デトロイトで行われた国際会議『SAE World Conference』にて、 論文“In-vehicle Touchscreen Concepts Revisited: Approaches and Possibilities”による研究結果を発表し、世界トップクラスのエンジニアによる討論が行われました。
タカタの北米子会社TK HOLDINGS, INC. のロブ・フィッシャーEVPは、次のようにコメントしました。「ドライバーと乗員の安全を守るための技術的役割はさらに大きくなってきており、タカタはその役割を真摯に受け止めています。安全を守ることが私たちの仕事です。」
「静電容量方式タッチスクリーン」や「触覚フィードバック」は、消費者やドライバーにとって普段はあまり聞き慣れない言葉かもしれません。しかしそういった技術は、スマートフォンやタブレットが当たり前となった今、私たちの生活の一部となっています。
そしてそれは自動車分野についても言えることで、昨今、そのような技術が自動車においても導入されることが非常に多くなってきています。 現在、多くのドライバーがインタラクティブ・コンソールやタッチスクリーンを利用していますが、運転中は「よそ見をせず、ハンドルから手を離さない」という基本が、安全を守る上で最も重要であることは今も昔も変わりません。
本日タカタが発表した論文は、現在のコネクティビティ性能は便利である一方、ドライバーが注意散漫になるという難点があることを指摘しています。
タカタのグローバル・エンジニアリング・ディレクター、ジェイソン・リスマンは、次のように述べました。「家電製品のスイッチは、ユーザーがそれ以外のことに注意を向ける必要がなく、それ自体が本来の役割となるようデザインされていますが、ドライバーは違います。タカタは、ユーザーあるいはドライバーが運転中でも安全に最新技術を楽しめるソリューションを研究しています。」
論文は、問題解決に向けたタッチパネルやさまざまな技術ソリューションの可能性を提示し、聴覚、視覚、触覚などによるスイッチのオン・オフを読み取る正確なセンシングと組み合わせた、ホリスティックタッチ体験の実現に焦点を当てています。研究は、押圧力センサー技術に関するこれまでの主観的および客観的なユーザー研究の概要を明らかにしており、さまざまなセグメントのユーザーニーズに応えることができるアプリケーションを紹介しています。デザインは異なるものの、すべてのアプリケーションには、安全運転への寄与、注意力とストレスの低減、運転スキルの向上という共通の目的があります。
ジェイソン・リスマンはさらに次のように述べました。「タカタの論文は、ドライバーが現代の技術を駆使しながらも注意力が散漫になることなく最高レベルの安全運転を行うことに関する問題と解決策を提示しています。自動車業界において、世界中の交通事故および事故犠牲者を減らすという最も大切なことに専念しながら新技術を導入するプロセスを主導していく上で、研究結果は極めて重要かつ貴重なものです。」
タカタのロブ・フィッシャーは、以下のように締めくくりました。「世界中の消費者は、家電製品の進化と自動車業界に見られる革新のシナジー効果を受け入れてきました。タカタは、常に革新を続け、市場の変化に適応してきました。私たちの企業文化でひとつだけずっと変わらないのは、最高レベルの安全に対する誓いです。」
※このリリースはTK HOLDINGS INC.が発表したリリースの日本語版です。
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