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スポーツツアラーモデル「VFR800F」を一新し発売【本田技研工業】
2014年4月14日
Hondaは、外観を一新するとともに各部の熟成を図り、スポーティーな走行とロングツーリングの快適性を高めたスポーツツアラーモデル「VFR800F」※1を4月18日(金)に発売します。
新型のVFR800Fは、開発コンセプトを「大人のスポーツバイク ~Elegant Sport~」に設定しました。車体の軽量化に加え、空力性能を追求したカウリングや、トラクション・コントロール・システム(TCS)の採用、熟成を図った水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・V型4気筒エンジンなどにより、市街地での扱いやすさとロングツーリングでの快適性をさらに高めています。
スタイリングは、「大人を魅了するエレガントなたたずまい」をスタイリングコンセプトとして、シャープなエッジと質感の高さを主張する造形美を追求しました。ボディーは、ラジエーターの搭載位置を車体サイドから前側に移動したことにより、コンパクトでスポーティーなイメージとしています。フロントは、シャープな新デザインのカウルにLEDヘッドライトを採用することで、精悍さを際立たせています。
車体・足回りは、シートレールを従来モデルのスチール製からアルミダイキャスト製に変更。また、スイングアーム、フロントフォーク、ホイールを新設計するとともに、マフラーのレイアウトを右側に一本出しにするなどで、大幅な軽量化を図っています。シート回りは、スリム化を図ることで足着き性に配慮するとともに、シート高を標準仕様より20mm低く設定できる機構を設けるなど、取り回しやすさも考慮しています。ブレーキは、ABSを標準装備しています。
エンジンは、低・中回転域の力強さを向上させるために、吸・排気系とバルブタイミングを見直しています。また、回転数によって稼働するバルブ数を切り替えるHYPER VTECを継承しています。
制御系は、過剰な後輪駆動力を抑えるTCSを新たに採用することで、走行安定性の向上に寄与しています。
装備は、ツーリングに便利なETC車載器とグリップヒーターを標準装備するなどで、利便性を高めた仕様としています。
※1 受注生産車。「Honda二輪ETC標準装備車取扱店」で販売します。使用するにあたり、セットアップ、セットアップ費用、および決済用のETCカードが必要となります
● 販売計画台数(国内・年間) 200台
● メーカー希望小売価格(消費税8%込み) 1,350,000円(消費税抜き本体価格 1,250,000円)
* 価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
お客様からのお問い合わせは、
「お客様相談センター 0120-086819(オーハローバイク)」へお願い致します。
=VFR800Fの主な特長=
● スタイリング
ウインドプロテクションと空力性能を追求したフロントカウルやシャープなラインを強調したサイドカウルなど、外観を一新し、所有する喜びを高めたスタイリングとしています。また、右側に一本出しとした新デザインのマフラーと新たに採用したホイールなどにより、精悍かつ上質なイメージに寄与しています。
フロントビューには、ボリュームを抑えたカウルにLEDヘッドライトを新たに採用し、VFR1200Fから継承したX字型のデザインを表現することでVFRの個性を際立たせています。
リアビューには、VFRの個性を演出するために、LEDのテールランプやストップランプを装着した新形状のコンビネーションランプを採用。また、テールランプは、灯火器の中心から左右方向に光が広がる「ライン発光」として上質感を高めています。
カラーリングは、VFRシリーズ伝統のシンボルカラーのヴィクトリーレッドと、都会的で引き締まったイメージのダークネスブラックメタリックの2色を設定しています。
● 車体・足回り
フレームは、従来モデルのアルミツインチューブを継承しながら、シートレールには軽量化に寄与するアルミダイキャスト製を新たに採用。タンデム走行や荷物の積載にも考慮し、剛性の最適化を図っています。スイングアームは、VFRシリーズのアイデンティティーである片持ち式のプロアームの形状を一新して採用。アーム部は「やぐら型」とし、ねじれ方向の剛性バランスを最適化することで、高速巡航時の安心感とワインディング走行時での軽快感を両立したハンドリングを実現しました。新開発のフロントフォークは、アウターチューブをアルミの削り出しとし、アルマイト加工を施した2ピース構造にすることで、質感の高い外観を実現しています。リアサスペンションは、プロアームにプロリンクを組み合わせることで、しなやかで路面追従性に優れた走行フィーリングとしています。
新デザインのアルミダイキャストホイールは、ファインダイキャスト製法の中空ホイールで、スポーク部が交差する形状としています。正面から見て、スポークがリムに斜めに接する形状にすることで、直進時の路面振動をしなやかに受け止め、コーナリング時には高い剛性感を発揮し、乗り心地の良さとコーナリング時の安定感に寄与しています。
ライディングポジションは、ライダーの好みや体格に合わせて、シート高を2段階に調節できる機構を採用しています。車載工具を使用することで、標準のシート高809mmから20mm低い789mmに変更可能です。ハンドルの位置も、別売のハンドルアジャストプレートを追加することで、グリップの位置を上方に13.5mm、手前に6.5mm変更可能で、ユーザーの好みに考慮した設計としています。
● エンジン
低・中回転域から高回転域まで力強い出力特性の水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・V型4気筒781cm3は、特に、低・中回転域での力強いフィーリングの向上を図っています。これは、エアクリーナー内のファンネル管長を長くし、吸気脈動を利用した充填効率の向上を図ることで実現しました。
エンジン回転数に応じて稼働するバルブ数を切り換える独創のバルブ制御機構HYPER VTECを継承。低・中回転域では、1気筒あたり2つのバルブが稼働し、高速巡航時の燃費性能に貢献しながら力強いトルクとリニアなレスポンスを実現。高回転域では4つのバルブが稼働し、V型4気筒エンジンならではの力強いフィーリングが味わえます。
排気システムには、軽量化と効率化を追求した一本出しのマフラーを採用しています。
● 制御系
TCSは、スイッチがONの状態では、前・後輪の回転数を検知し、回転差が所定のレベル以上に達した場合、後輪がスリップしたと判断し、燃料噴射を制御することで後輪駆動力の最適化を図り安定した走行を提供します。
● その他の装備
・ ギアポジション表示と燃費計を備えたメーター
・ ウインカーオートキャンセラー
・ シフトペダル操作のみでシフトアップができるクイックシフターをオプションとして設定
主要諸元
※3 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※4 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
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