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SUPER GT開幕戦でカルニソックIMPUL GT-Rが3位表彰台 — SUPER GT 2014第1戦レースレポート –【日産自動車】
2014年4月6日
4月6日 岡山国際サーキット(岡山県美作市)
4月6日(日)に本年のSUPER GT開幕戦が開催され、#12「カルソニックIMPUL GT-R」(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がGT500クラス3位で表彰台に上り、GT300クラスの#3「B-MAX NDDP GT-R」(星野一樹/ルーカス・オルドネス)は4位となりました。
季節外れの肌寒い気候のもと、午後2時に81周(300km)の決勝レースのスタートを迎えました。GT500クラスは新車両規則下で行われる最初のレースとなり、日産勢の4台を含み15台全車がブランニューカーでした。新シーズンの幕開けを見ようと集まった18,000名の観衆が見守る中、GT300クラスをあわせて39台のGTマシンが一斉にスロットルを全開にしました。各クラスとも混乱なく第1コーナーを抜けていきましたが、オープニングラップのリボルバーコーナーで#23「MOTUL AUTECH GT-R」(予選6位、松田次生/ロニー・クインタレッリ)が他車と接触。#23 GT-Rはコース上に止まってしまい、あわやGT300勢の集団と絡む危険がありましたが、松田は寸前でマシンを回転させてこれを避けました。しかし、これで#23 GT-Rは大きく出遅れることになります。一方、#46「S Road MOLA GT-R」(予選3位、本山哲/柳田真孝)は、#12 GT-R(予選2位)と接触。#12 GT-Rはランオフエリアに押し出されましたが、お互いに大きなダメージなくレースを続行することができました。このコンタクトを切り抜けた#12 GT-Rのオリベイラは、一時4位にポジションを落としますが、その後雨が降り出しペースが不安定になった#46 GT-Rを抜いて3位に順位を戻し、39周目に安田にドライバー交代するまでポジションを維持しました。コースに戻った安田は、安定的なペースで残り周回を走り、後半追い上げて来たライバル車を抑えて3位でフィニッシュラインを越えました。
アクシデントからレースに戻った松田の#23 GT-Rは後方からハイペースで先行車を追い続け、34周目には10 位にまで挽回。その後、交代したクインタレッリもポジションアップに挑み、45周目には8位となり、63周目にも先行車を捕らえて7位へあげると、そのままポイント圏内でレースをフィニッシュしました。
一方、雨でペースダウンを余儀なくされた本山の#46 GT-Rは、レインタイヤに交換するためピットインしますが、不運なことにその直後から晴天となり、みるみる路面は乾いていきます。その結果再びピットインしてスリックタイヤに戻す必要があり、大きくタイムロスを喫してしまいました。このため、最後尾の13位でレース中盤を周回。後半を担当した柳田が、ポジションをあげて10位完走を果たしました。
予選10位の#24「D’station ADVAN GT-R」(ミハエル・クルム/佐々木大樹)は、前半を10位で走行しながら、ドライバー交替後のペースが上がらず12位でレースを終えました。
GT300クラスの#3 GT-Rは、6位から星野がスタート。スタート直後の混乱などを避けて星野はポジションを維持し40周目までに4位まで順位をあげます。後半を担当したオルドネスも、自己ベストを次々と塗り替える好走を見せ、4位入賞を果たしました。チーム監督の長谷見昌弘は、「我々のチームは、ふたりが良い仕事をしてくれて、現状ではベストという内容でレースを終えることができました」と目を細めていました。
【ニスモ鈴木豊監督のコメント】
「アクシデントがなければポディウム圏内だったと思うと、今日の結果は残念だし悔しいです。しかし、次戦の富士はテストで良い走りができていますので勝利を目指して走ります」
【#12カルソニックIMPUL GT-Rドライバー 安田裕信のコメント】
「前半はJP(オリベイラ)が頑張って走ってくれましたが、僕に代わってから前の2台との差が広がってしまいました。前を走るクルマとは違うタイヤを選びましたが、後半は徐々に離されてしまいました。しかし、開幕戦で3位表彰台に立つことができて、僕たちの強さが証明できる結果になったと思います」
【#12カルソニックIMPUL GT-Rドライバー ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラのコメント】
「シーズン最初のレースとしては、3位というのはいい結果だと思います。天気が変わって難しいレースになりました。雨になってピットに入ることも考えましたが、そのままとどまって正解でした。僕たちのクルマは速いということも分かりました。こんなに寒い日なのにサーキットにかけつけて応援してくれたファンには感謝しています。次の富士もいい結果を残したいですね」
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