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2014年のモータースポーツ活動を発表:SUPER GTに、より一層 積極的に参画【ゼット・エフ・ジャパン】

2014年4月4日

- 今シーズンより、「SUPER GT」のGT500クラスに参戦する「レクサス」と「ニッサン」ブランドの全車両にレーシングクラッチシステムを供給
- 同シリーズのシリーズ・パートナーを継続
- 優秀メカニック対象の「ZFアワード」の新設と、お客様との接点となる「ZFモータースポーツ・アンバサダー」を新規採用
- 重要市場である日本において、より一層のZFブランド構築とモータースポーツ発展への貢献を目指す

ドライブラインおよびシャシ・テクノロジー分野における自動車関連部品のグローバル・サプライヤーであるゼット・エフ・フリードリヒスハーフェンAG(本社:ドイツ・フリードリヒスハーフェン、社長:シュテファン・ゾンマー博士、以下、ゼット・エフ社)は本日、日本におけるモータースポーツプログラムの詳細を発表しました。昨年の「SUPER GT」へのシリーズ・パートナーとしての参画から、2014年シーズンはさらに充実した活動となります。


ゼット・エフ社は昨年から、アジア地域において最も人気のあるモータースポーツ・シリーズである「SUPER GT」にシリーズ・パートナーとして参画を開始しました。今シーズンからは、さらに同シリーズの「GT500クラス」に参戦する「レクサス」および「ニッサン」ブランドの全車両に、ゼット・エフ社がレーシングクラッチシステムを供給します。同社は、2012年より欧州最高峰の一つである「DTM (ドイツ・ツーリングカー選手権)」に参戦する全ブランド(アウディ、BMW、メルセデス・ベンツ)の全車両にもクラッチシステムを独占供給しています。

さらに2014年シーズンより「ZFアワード」を新設し、「SUPER GT」の各レースにおいて最も顕著な活躍を見せたメカニック(チーム)をそれぞれ1チーム(年間8チーム)ずつ選び特典を授与致します。また、新たに採用した「ZFモータースポーツ・アンバサダー」がシーズンを通してサーキットを訪れ、トークショーでのご挨拶やプレゼントの配布などレースファンの皆さまにゼット・エフ社についての理解を深めて頂くための様々な活動を行います。

ゼット・エフ社の子会社で、モータースポーツ製品の開発と技術支援を行うゼット・エフ・レースエンジニアリング社(本社:ドイツ・シュヴァインフルト)のノルベルト・オーデンダールCEOは次のように述べています:

「昨年のシリーズ・パートナー(スポンサー)としての参画から一歩踏み込んで、ゼット・エフ社の技術・製品がアジア太平洋地域で最も人気のある『SUPER GT』に採用される事になり、非常に誇りに思います。当社はモータースポーツを技術力向上のための最高の舞台と考え、世界各国のトップカテゴリーに参加しています。また、私たちの経験やノウハウが、日本におけるモータースポーツの、より一の層レベルアップに少しでもお役に立てれば幸いです。

また、ファンの皆さまに『SUPERGT』の舞台裏をご覧いただく『ZFレースレポーター』に加え、今シーズンは新しいコミュニケーション活動も行います。『ZFアワード』は、レースの結果に関わらず、週末を通して大きな活躍を見せてくれたメカニックの皆さまにお贈りしたいと思います。ゼット・エフ社の製品・技術にじかに触れて頂く機会の最も多い方々に、ささやかながら楽しみや目標の一つとして頂ければ幸いです。同じく今シーズンから採用する『ZFモータースポーツ・アンバサダー』は、日本国内の全レース会場で、ファンのみなさまに対する当社の顔として活動します。ゼット・エフ社や製品についてのご質問など、何でもお気軽に声をかけてください。」

また、㈱GTアソシエイションの坂東正明代表取締役は、ゼット・エフ社の「SUPER GT」への積極的な関与に関して、以下のように語っています:

「昨年、オフィシャル・パートナーとして『SUPER GT』に参画いただいたゼット・エフ社に、今シーズンから技術面での協力をいただくことになり、心より感謝しております。また、今年はチームやお客様との積極的な交流も計画されています。モータースポーツの分野だけでなく、世界各国の生産車メーカーからも高い信頼を獲得している『ZF』ブランドとともに、今後も『SUPER GT』のさらなる発展を目指していきたいと思います。」

ゼット・エフ社は、「The best for the best」の信念のもと、モータースポーツにおける成功を通して、先進技術の開発と、製品の信頼性向上に取り組んでいます。


ご参考)ゼット・エフ社のモータースポーツへの取り組み
ZFジャパン・モータースポーツ・ウェブサイト、フェイスブックページ :
ゼット・エフ・ジャパンでは、日本語ウェブサイトとフェイスブックページでゼット・エフ社のモータースポーツへの取り組みをお知らせしております。
• ウェブサイト  http://www.zf.com/ap/content/ja/japan/corporate_jp/homepage_jp/index.html
• フェイスブック  http://www.facebook.com/zfjapanmotorsport


ゼット・エフ社のモータースポーツ活動概要 1) : 2013年シーズン実績
F1 : フェラーリ、ザウバーにショックアブソーバを、ロータス、トロ・ロッソにはクラッチを提供

DTM : 長年に亘り、多くのパートナーチームと共にサプライヤーとして参画。2012年より参戦全メーカー(アウディ、BMW、メルセデス)の全車両にクラッチシステムを独占供給。BMWのオフィシャル・パートナーも務める。

WEC(World Endurance Championship : 世界耐久選手権)/ル・マン24時間 : 「アウディR18 e-tronクアトロ」がゼット・エフ製クラッチおよびステアリングシステムを採用。また、2013年シーズンよりトヨタ・レーシングとテクニカル・パートナーシップ契約を締結。クラッチシステムを共同開発。

ニュルブルクリンク24時間レース : 2013年のトップ10台のうち、7台が駆動系にゼット・エフ製モジュールを使用するなど、参加車両のおよそ70%に駆動系部品を供給

ダカールラリー : 2014年のダカールラリーでは「日野チームスガワラ」の「日野レンジャー」 1号車に、トランスミッションとクラッチコンポーネントを提供。同チームのトラック部門、「排気量10リッター未満」クラス1-2フィニッシュに貢献。また、トランスミッション、クラッチ、ステアリングシステムや四輪に最適なバランスの動力配分を実現するデュアル・ステージ・トランスファーケースなどの大型トラック向け技術が、トラック部門総合優勝を飾った「カマズ」など多くの車両に採用されている。


ゼット・エフのモータースポーツ活動概要 2) : パートナー
BMWモータースポーツ : 2002年より、テクニカルパートナーとして世界各国の「フォーミュラBMW」に参画。2012年からは、BMWモータースポーツのオフィシャル・パートナーとして、「ニュルブルクリンク24時間」レース参加車を含む全レース車両にゼット・エフ製クラッチを供給。
ポルシェ:「ポルシェ・カレラカップ」(ドイツ、日本、アジア地域)と、ポルシェGTおよび「ポルシェMobil 1 スーパーカップ」(アメリカ)のオフィシャルサプライヤーとして、ショックアブソーバとクラッチを供給。2013年のル・マン24時間レースでは、新型の991モデルが「GTプロ」クラス優勝を果たす。

フォルクスワーゲンモータースポーツ : 2006年からオフィシャル・パートナーとして活動。ダカールラリーで3年連続総合優勝を果たしたフォルクスワーゲン「レーストゥアレグ」は、ゼット・エフ製のクラッチとショックアブソーバを使用。ゼット・エフのショックアブソーバはまた、「シロッコRカップ」の全車両にも搭載されている。「F3ユーロシリーズ」では、テクニカルパートナーを務める。さらに、2013年にWRC(World Rally Championship:世界ラリー選手権)にデビューした「ポロR WRC」用のショックアブソーバとクラッチの開発を担当。同チームのドライバー、マニュファクチャラー両選手権獲得に貢献。

トヨタ・レーシング : テクニカルパートナーとして、世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスに参戦するレーシングカー向けのクラッチシステムを開発、供給。





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