車載テレマティクス研究開発拠点『東京事業所』を開設～富士通㈱との連携を強化、次世代プラットフォーム構築に向けたソフトウェア開発を加速～【富士通テン】

2014年3月31日

富士通テン㈱（本社：兵庫県神戸市、代表取締役社長：重松　崇）は2014年4月1日、車載テレマティクス（*1）の研究開発を牽引してきた拠点を新たに『東京事業所（Tokyo Business Office）』として開設することにいたしました。先行開発を担う機能を拡充し、グローバルに展開できる次世代車載プラットフォーム構築に向けたソフトウェアの開発を加速してまいります。
同拠点はすでに2011年4月より稼働しており、これまでにもいくつかの新しいビジネスに着手してきました。今回、グループ全体の成長戦略をさらに力強く牽引するため、その陣容を拡大するとともに、富士通㈱や㈱富士通研究所など富士通グループ各社との協力関係を深化させる『東京事業所』として新たなスタートを切ることにいたしました。

米国研究開発拠点『シリコンバレークリエイティブスクエア』との連携も強化
～ビッグデータ活用の基盤構築、ADAS関連技術の研究開発を加速～

『東京事業所』では富士通グループ各社との連携を強化するとともに、高度な技術を保有するICT企業とのアライアンスを推進、さらには、2012年11月に設立した、米国研究開発拠点『シリコンバレークリエイティブスクエア（SCS）』との連携も強化してまいります。
SCSは、最先端の技術や企業が集積しているシリコンバレーにおいて、情報の収集や分析、ハイテク企業とのパートナーシップ構築などに取り組んでおり、その成果を日本にフィードバックするという、重要な役割を担っております。
『東京事業所』では、このような連携活動を通して、具体的には、自動車関連ビッグデータ活用ビジネスの基盤構築、先進運転支援システム（ADAS）（*2）関連技術の情報収集・研究開発など、お客様に新たな付加価値を提供できるビジネスの創造に道筋を付けてまいります。

富士通テングループは自動車の情報機器事業（ナビゲーションシステムなど）と制御機器事業（エンジン制御ECU（*3）など）を併せ持つ、という強みを有しております。2012年10月、創立40周年を機に「Try Evolution for the Next ～新たなTENへ～」をスローガンに掲げました。現在、この強みを生かしながらスローガンを実現するため、「システムサプライヤ－を目指した事業の改革」に日々取り組んでおります。

『東京事業所』もその活動の一翼を担う重要な拠点となります。

東京事業所の概要

シリコンバレークリエイティブスクエア（Silicon Valley Creative Square）の概要

*1 自動車などの移動体に通信システムを組み合わせてリアルタイムに情報サービスを提供すること。Telecommunication（通信）とInformatics（情報科学）を組み合わせた造語。
*2 Advanced Driver Assistance Systemの略称
*3 Electronics Control Unitの略称