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エアバスA350 XWB向け着陸装置用チタン大型鍛造品の供給契約締結について【神戸製鋼所】
2014年3月27日
当社は、このほど航空機用着陸装置の最大手であるメシエ・ブガッティ・ダウティ社(Messier-Bugatti-Dowty本社:フランス)と、エアバス社の最新鋭中型ワイドボディ機「A350 XWB※1」の着陸装置に使用されるチタン大型鍛造品に関する供給契約を締結しました。本契約により、同社を通じエアバスA350 XWB機のサプライチェーン強化に貢献して参ります。
今回、供給契約を締結したチタン大型鍛造品は、当社と日本エアロフォージ㈱(本社:岡山県 倉敷市、社長:岡野正之、以下、Jフォージ)で製造されます。同社は、当社と日立金属㈱等との合弁会社として2011年1月に設立され、世界最大級の50,000トン油圧プレスを保有し、今後、世界で需要拡大が見込まれる航空機向けなどの大型鍛造品の製造事業を行っています。これまで、日本国内にはチタン大型鍛造品の製造設備がなかったことから、今回の契約により当社は国内で初めてのチタン大型鍛造品の供給会社となります。
当社は、チタン及びチタン合金を溶解から鍛造まで一貫で生産できる、日本におけるチタン製造のリーディングカンパニーであり、60年以上にわたり、航空機産業及び一般産業向けにチタン鍛造品、板製品、溶接管製品を供給してきた実績を持ちます。今後は、これまで培ってきた航空機産業への豊富な供給実績を活かした品質・工程・設計技術に加え、Jフォージが持つ最先端の鍛造設備により、高品質のチタン鍛造製品を供給して参ります。
※1
3機種で構成されるA350 XWBシリーズは、約270から約370の座席を有しながら、同サイズの競合機と比べて効率を25%向上させた最新鋭の長距離用中型航空機。2014年2月末時点で世界40社から合計824機の受注を獲得し、2013年10月には日本航空がA350 XWB機を31機とオプションで25機を発注している。(2019年就航予定)
メシエ・ブガッティ・ダウティ社の概要
設立:2011年
本社:Velizy(仏)
代表者:Vincent Mascre (CEO)
従業員:約7,000人
日本エアロフォージ㈱の概要
設立:2011年1月
本社:岡山県倉敷市
資本金:18億5,000万円
出資比率:日立金属㈱ 40.53%、㈱神戸製鋼所 40.53%、㈱IHI 5.41%、
川崎重工業㈱ 5.41%、伊藤忠丸紅鉄鋼㈱ 5.41%、双日エアロスペース㈱ 2.70%
代表者:岡野 正之
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