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世界初! SMD(表面実装)タイプ超音波センサの開発について【村田製作所】
2014年3月11日
要旨
㈱村田製作所は、SMD(表面実装)タイプ超音波センサを開発しました。これにより、これまでは設置が困難であったセット機器内部などの狭小なスペースでも、超音波による測距、位置検知が可能になります。
背景
電子機器の小型化、高密度実装化により、部品の小型化、表面実装化の要求が高まっています。ところが、超音波センサは、セラミック素子の振動によって超音波を受発信するという構造からある程度の大きさが必要であり、小型化や表面実装化が難しいという課題がありました。
そこで当社は、超音波を受発信するセラミック素子の構造などを工夫し、独自の構造設計とすることで、世界で初めて表面実装タイプを開発しました。
特長
1. 世界初のSMD(表面実装)タイプの超音波センサ
2. 5.2×5.2mmの小型パッケージ
3. 超低背、厚さ1.15mm
4. 小型ながら100dBの音圧を実現(40kHz)
用途
■ ポータブル機器での測距、位置検知、3次元ジェスチャー検知
■ セット内での狭小スペースセット内での超音波による測距、位置検知
品番
MA40H1S-R
特性図
電気的性能
外形寸法図
生産体制
ハクイ村田製作所にて2014年夏より量産開始予定(10万個/月)
サンプル価格
300円
用語説明
*超音波センサ : 人間の耳には聞こえない20kHz以上の超音波を放出し、その反射波を受け取ることで物体の有無や距離などを検知するセンサ。一般的には、距離の計測や人・障害物の検知などに使用される。また、自動車ではバックソナーにはめ込み、駐車時に壁などの障害物との距離を検知するために使用されている。
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