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ピックアップトラック・大型SUV向け 第3世代 テーパーローラーハブユニットを開発【ジェイテクト】

2014年3月11日

㈱ジェイテクトは、ピックアップトラックおよび大型SUV向けに、従来より大幅に性能を向上させるとともに、砂漠や極寒地等の過酷な環境下における信頼性を向上させた、第3世代 テーパーローラーハブユニットを開発いたしました。ジェイテクトグループでは、アセアン、北米を中心に本商品の拡販を図ってまいります。

ピックアップトラックおよび大型SUVでは、乗用車に比べ車両が重いうえに、より長寿命が要求されるため、定格容量の大きいテーパーローラーベアリングを用いたハブユニットが使用されています。従来は、ハブユニットとハブシャフトが別体(第1世代、第2世代)のタイプが主流でしたが、自動車の高性能化、信頼性向上に伴う要求に応えるため、ハブユニットの車両外側列の内輪とハブシャフトを一体化し、かつ当社独自の低トルク技術である『LFT(Low Friction Torque)1)』を採用した、第3世代テーパーローラーハブユニットを開発し、量産を開始しました。

1. 特長

①高強度、高剛性と軽量化を両立
内輪と軸の一体化(第3世代化)により、従来品に対し軸強度20倍を実現すると同時に、車1台当たり600gの軽量化を実現

②過酷な環境下での性能向上
シール設計の最適化(リップ設計、ゴム材質、リップ部塗布グリース)により従来品に対し2倍以上の耐泥塩水性を実現

③低フリクション化
シール設計の最適化および当社独自の低トルク技術である『LFT(Low Friction Torque)1)』の採用により、従来比よりひきずりトルクを50%削減

④静穏性向上
軸のフランジ振れ精度の向上によりブレーキ周りの振動を低減


1) LFT(Low Friction Torque)の詳細については、こちらをご覧ください。
JTEKT Engineering Journal No.1007 (2009) p48~p54
円すいころ軸受の超低トルク化技術による地球環境への負荷低減

※ LFTは㈱ジェイテクトの登録商標です

2. 商品写真


3. 販売計画

【量産開始】 2013年12月
【売上目標】 36百万米ドル/年
【販売先】  日・米系自動車メーカー

4. 製造工場

KOYO BEARINGS NORTH AMERICA LLC Richland工場(サウスカロライナ州)





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