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社会ソリューション事業を支えるハードウェア開発・生産体制を強化 ~国内のものづくり拠点を再編し、新会社を発足~【NEC】
2014年2月28日
NECは、ICTを活用した高度な社会インフラを提供する「社会ソリューション事業」を軸とした成長戦略を加速すべく、国内のハードウェア開発・生産拠点を再編し、本年7月1日付で新会社を発足することを決定しました。
このたびの再編により、各拠点が強みを有する開発技術や生産技術を融合・相互活用し、グローバル競争力のある製品の創出を図ると共に、品質管理などのノウハウ共有や開発業務の内製化拡大、調達窓口の一元化などを通じてQCDの改善に取り組んでいきます。
NECは、社会ソリューション事業を軸とした成長戦略の実行に向け、顧客起点の組織再編、ソフトウェア子会社の再編、NECフィールディングの完全子会社化に向けた公開買付け実施など、事業活動を支える体制整備を進めています。このたびの再編は、グローバルSCM体制の拡充に向けた取り組みの一環です。
具体的な再編内容としては、ブロードバンドルータや車載機器などを開発・生産するNECアクセステクニカ、キーテレフォン/IP-PBXやPOS端末などを開発・生産・販売するNECインフロンティアおよびNECインフロンティア東北、サーバやストレージなどを開発・生産するNECコンピュータテクノの4社を合併し、新会社を発足します。
あわせて、NECエンベデッドプロダクツのテープストレージ開発・生産部門を新会社に移管します。
新会社は、従業員約5,100名を有し、コンピュータ機器から通信機器、端末・組込み機器までの開発・生産を一元的に担うものづくり拠点となります。NECは新会社を、社会ソリューション事業を軸とした成長戦略を支える中核ハードウェア開発・生産会社として位置付け、技術力・生産革新力の強みを活かした、ものづくり発の顧客価値創造に取り組みます。
新会社の強化方針は次のとおりです。
1. 各拠点が強みを有するコンピュータ・通信・構造設計(省電力/防水/防塵他)などの開発技術や、モジュール化・高密度実装・樹脂成形などの生産技術を融合・相互活用し、ものづくり力を強化することで、グローバル競争力のある製品の創出を図る。
2. 生産・品質管理・ODM/EMS管理などに関するノウハウ共有に加え、開発業務の内製化拡大、投資の集約・効率化、調達窓口の一元化などを推進することで、QCDの改善を図る。
3. 海外向けIP-PBX等を生産するNECインフロンティアタイ、中華圏のODM/EMSを管理するNECプラットフォームテクノロジーズ香港などの海外開発・生産拠点との連携を一層強化し、強いものづくりの実現に向けたグローバルでの最適なサプライチェーンの構築を図る。
NECグループは、「2015中期経営計画」をもとに、人が豊かに生きるための安全・安心・効率的・公平な社会の実現に向け、ICTを活用した高度な社会インフラを提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進し、「社会価値創造型企業」として、社会の様々な課題解決に貢献していきます。
なお、新会社の概要および再編する拠点の概要については別紙をご参照ください。
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