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日産自動車、欧州で過去最高の販売を達成するための商品攻勢を開始 新型車と人気車種で欧州No.1のアジア系ブランドへ【日産自動車】
2014年3月3日
本リリースは、日産インターナショナル社が欧州現地時間3月3日18：00に発表したプレスリリースの抄訳です
● ジュネーブモーターショーで公開する100%電気自動車「e-NV200」の生産をスペインで開始
● ダットサンブランドの新型車をロシアで生産
● 英国では、最も人気がある車種「キャシュカイ」などの重要な新型車生産のため24時間操業を実施
日産自動車（本社：神奈川県横浜市西区、社長：カルロス ゴーン）のチーフプランニングオフィサー、副社長であるアンディ パーマーは、「欧州では今後、新型車14車種を発売し、総額20億ユーロ以上の投資を行うことで、2014年の欧州での生産台数を過去最高の水準にまで引き上げる」、と語りました。パーマーは、3月4日、ジュネーブモーターショーにおいて、日産の欧州における最新の状況、および、同社の革新的な商品ラインナップを説明する予定です。
欧州での日産車への高い需要に加え、数多くの新型車、モデルチェンジ車を投入することに伴い、英国サンダーランド工場は24時間操業を実施し、更に、スペインやロシアの工場も、多くの新型車を生産する準備を整えます。日産は昨年、欧州で67万5,077台を生産しましたが、2014年も引き続き欧州でNo.1のアジア系ブランドとなるという目標を掲げ、生産台数は前年を上回ると見込んでいます。
パーマーは、「現在、日産は、かつてないほど多くの車両を、欧州向けに生産、デザイン、開発しています。日産テクニカルセンター・ヨーロッパの知見と日産デザインヨーロッパによる最先端のデザインによって、私たちはセグメントをリードする革新的な商品、技術、魅力を作り上げています。」と述べました。
昨年、日産のサンダーランド工場は、「日産リーフ」を生産開始し、欧州で初めて電気自動車の生産に着手しました。同工場は、新型「ノート」、および、日産のフラッグシップモデルである「キャシュカイ」の新型車の生産も開始しました。
2014年は、スペイン、および、ロシアでのオペレーションも本格化する予定です。バルセロナ工場では、日産にとって2車種目の100%電気自動車となる「e-NV200」の生産の準備を整えています。同工場では、ベースとなる小型商用車の生産も行っています。「e-NV200」は、ジュネーブモーターショーで初公開する予定です。
また、日産は、ジュネーブモーターショーで、同社のクロスオーバーファミリーである「エクストレイル」および「キャシュカイ」を展示しますが、今後、クロスオーバーセグメントでの優位的なポジションをさらに強化していきます。
日産の欧州での従業員数は、現在50,000人を超えています。
欧州で昨年販売した日産車の約80%は、欧州内で生産した車両です。日産は欧州で過去30年間に1,000万台以上の車両を生産しています。
スペインのアビラ工場では、新型小型トラック「NT500」の生産を開始したほか、バルセロナ工場では、「e-NV200」と共に、新型Cセグメントハッチバックの生産も間もなく開始します。加えて、新しい1トンピックアップの生産に向けた準備も行っているところです。
一方、ロシアでは、ダットサンブランドの新型車2車種の生産準備を行っています。また、アフトワズとのアライアンス工場であるトリアッティ工場では、「アルメーラ」の増産を行っています。
24時間操業体制の英国サンダーランド工場では、「キャシュカイ」、「ジューク」、「ノート」および「日産リーフ」に加え、「日産リーフ」と「e-NV200」用のバッテリーの生産も行っています。
日産は、ジュネーブモーターショーにおいて非常に幅広いラインナップを展示します。ゼロ・エミッションからGT-R NISMOまで、日産は、デザイン、エンジニアリング、イノベーションへの比類なき情熱を示していきます。サンダーランド工場では現在、「日産リーフ」を生産していますが、同車は、既にグローバルで10万台以上を販売しており、世界で最も多く販売された電気自動車となっています。
ジュネーブモーターショーには、日産の100%電気自動車第2弾「e-NV200」も展示します。数々の賞を受賞した小型バンでありワンボックス車でもある「NV200」をベースにした「e-NV200」は、都市部での配送およびタクシー業に革命をもたらすでしょう。
また、日産は将来を見据え、画期的な自動運転車両と共に、ル・マン24時間レースに参戦する予定の「Nissan ZEOD RC（Zero Emission On Demand Racing Car）」も展示します。
パーマーは、「多くの新型が投入される人気車種のおかげで、2014年は、欧州での生産が過去最高の水準となります。日産は、引き続き2016年に欧州No.1のアジア系ブランドとなるという目標に向かって取り組んでいきます。」と語りました。
生産の概要
スペイン
日産はスペインの3つの工場に、総額4億3,000万ユーロの投資を行ってきました。2014年および2015年には、新型車4車種の生産開始を予定しています。「e-NV200」の生産開始と、間もなく生産開始予定のCセグメントハッチバックによって、バルセロナ工場はほぼフル稼働となり、更に、1トンピックアップの生産を開始することで、年間生産台数は20万台となります。また、同工場では「NV200」、「パスファインダー」、「ナヴァラ」、またルノー「トラフィック」、オペル「ヴィヴァーロ」としても販売されている「プリマスター」も生産しています。
アビラ工場では、現在は「NT400」と呼ばれる「キャブスター」の他、「NT500」も生産しています。また、カンタブリアにある機械加工工場への投資を行い、「キャシュカイ」、「ノート」、「日産リーフ」などのブレーキディスク、および、ステアリングナックルを生産し、欧州向け車両への貢献を拡大しています。
ロシア
日産は、今後4年以内に、ロシアにおける市場シェアを少なくとも10%とするために、販売の3倍増を目指します。ロシアは、ニッサン、ダットサンおよびインフィニティの車両を販売する世界でも数少ない市場のひとつです。
さらに、日産は、2016年までにロシアでの販売台数の80%以上を現地生産とする予定です。これにより日産、および、サプライヤーにおける雇用を創出することができます。既に、サンクトペテルブルク工場では、生産能力倍増のため1億6,700ユーロの投資を行い、またトリアッティ工場では新しい生産ラインの導入のため6,000万ユーロの投資を行っており、生産の拡大を実施しています。
サンクトペテルブルク工場で、「エクストレイル」、「ティアナ」および「ムラーノ」に加えて、2015年に新型「キャシュカイ」の生産も開始するほか、さらにもう1車種の生産も開始する予定です。ダットサンブランドの投入により、すでに「アルメーラ」を生産しているアフトワズとの合弁工場であるトリアッティ工場では、新型車2車種を生産開始する予定です。
英国
日産は30年前に、今や世界でもトップクラスの生産工場となったサンダーランド工場の建設に着工しました。サンダーランド工場は現在24時間操業を行っており、2012年と2013年は50万台以上の車両を生産しました。また、「ジューク」は、2010年の生産開始以来、50万台以上を生産してきました。同工場では30年間で累計750万台以上の車両を生産しています。
現在、サンダーランド工場では7,000名以上の従業員が働いており、サプライヤーにおいては2万9,000名以上の雇用を作り出しています。サンダーランド工場では、過去12か月間に、「キャシュカイ」、「ジューク」、「ノート」、「日産リーフ」といった生産車種への需要増に対応するため、新規に4,000名を雇用しています。
2014年には、さらなるマイルストーンとなる「キャシュカイ」の生産台数200万台が達成されます。また2015年には、欧州で初めて生産するインフィニティモデルとなる「Q30」の生産を開始します。
日産インターナショナル社の生産担当VPであるコリン ローザ―は以下のように述べています。「日産のグローバル企業としての成功は、各国の現地生産にサポートされています。現地生産は、私たちのお客さまのニーズに見合った商品をお届けするために必要不可欠なものです。英国、スペインおよびロシアで生産する車両は、最高の品質と魅力的なデザインを提供する日産のエキサイトメントとイノベーションという組み合わせこそ、市場が求めているものなのだということを証明します。」
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