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米国におけるアルセロールミッタル社との合弁事業の開始について【新日鐵住金】
2014年2月27日
~北米における自動車鋼板供給体制の強化・拡大~
新日鐵住金㈱(会長兼CEO:宗岡正二 以下、「新日鐵住金」)は、昨年11月末に、ArcelorMittal(本社:ルクセンブルク、CEO:Lakshmi Mittal 以下、「AM」)およびThyssenKrupp AG(本社:ドイツ、CEO:Heinrich Hiesinger 以下、「TKAG」)との間で、TKAGが所有するThyssenKrupp Steel USA LLC(本社:米国 以下、「TKUS」)をAMと共同で買収し、両社をイコール・パートナーとする合弁事業として運営することに合意し、これまで関係当局への諸届出を含む準備を進めてまいりましたが、米国東部時間26日、買収手続きが完了致しました。
これまで長年の間、お客様から高い評価を頂いている米国インディアナ州のI/N Tek社(冷延鋼板)・I/N Kote社(表面処理鋼板)に、今回J/Vが加わることにより、新日鐵住金の米国における自動車鋼板供給体制は、飛躍的に強化されます。
とりわけ、本J/Vは、北米、特に成長著しい米国南部の自動車鋼板市場の拡大に対応するとともに、特に日系自動車メーカー各社から寄せられている高強度で成形性の高い超ハイテンへのニーズ、及び、従来の冷延・めっき鋼板に加えハイテンを含む熱延鋼板の現地調達ニーズに、的確・迅速にお応えして参ります。また、熱延工程まで含めた一貫造り込みの強化により、冷延・めっき製品においてもこれまで以上に高度な品質を実現できると考えております。
新日鐵住金は、自動車鋼板のグローバル供給体制の確立を目指し、世界各地に自動車鋼板製造拠点を拡充してまいりました。米国においても、本J/Vの事業開始により、盤石の製造・供給体制を早期に確立し、お客様の皆さまのニーズに的確に対応していく所存です。
【合弁事業の概要】
①所在地 : 米国アラバマ州カルバート
②事業内容 : 熱延鋼板、冷延鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板の製造・販売
③設備/能力 :
熱延(約530万トン/年)、連続酸洗(約110万トン/年)、
酸洗・冷延(約250万トン)、連続焼鈍(約60万トン/年)、
溶融亜鉛めっき(約140万トン/年)
④買収金額 : 15.5億米ドル
⑤出資比率 : 新日鐵住金50%、AM50%
(お問い合わせ先)総務部広報センター Tel : 03-6867-2146,2135,2147,2977
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