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米国ITW社、ビューラー社日本現地法人を設立【IWTジャパン】
2014年2月24日
世界160社の企業をその傘下に収め、産業用原材料から試験研究機器まで幅広い業種で活躍する企業のマネジメントを行う米国イリノイツールワークス社(アメリカ・イリノイ州シカゴ、以下ITW社)は、2013年10月1日、日本市場での事業強化を図るため、日本法人・ITWジャパン㈱を設立し、傘下の米国ビューラー社の日本現地法人が2014年1月より事業活動を開始する事を発表いたしました。
米国ビューラー社は、材料解析の分野で試料作製に使用される、装置と消耗品の製造販売を行っています。日本市場においては、過去50年余にわたり国内の販売店を通じて販売活動を継続してまいりました。
光学顕微鏡や電子顕微鏡を使用して解析データを取得する材料解析作業では、その前処理として、解析可能な試料解析面を作製することが必要です。ビューラー社は、この一連の試料作製作業を行うための装置と消耗品などを一貫生産し、世界市場で愛用されています。ビューラー社は世界60ヶ国以上の国々に、それぞれの販売店を通じて、製品を販売してまいりました。2006年、ITW社傘下の一員となり、新たな世界戦略を展開しております。
ビューラー社は、プロフェッショナルな営業活動と共に、お客様が実際に必要としている試料作製作業(ノウハウ)へのサポートも重視しています。現地法人を設立することにより市場情報を正確かつ迅速に収集することが可能となり、ビューラー社の開発力と合わせて新製品への具体化を早めるこができる、と考えています。材料解析に携わる研究者、作業者の方々にとって、装置や消耗品の供給ばかりではなく、試料作製ノウハウに至るまでご満足をいただけるトータルサポートが可能な事業活動を目指しています。
研究機関や検査工程における組織解析や市場に対応する故障解析など、製品の付加価値を高めるための材料解析手法は、必須のものとなっています。精度と質の高い解析データを取得するためには、完成度の高い試料解析面を作製することが必要です。
異質な材料それぞれについて、試料作製作業をどのような作業条件で行うかが大きな要因になります。どのように切断したらよいのか、どのように樹脂成型を行うべきか、研磨作業においてどのような条件で作業を進めてゆくのか、など実際の試料作製作業におけるノウハウが非常に重要で、最終的に完成した解析試料面の優劣に大きな影響を及ぼします。
ビューラー社日本現地法人は、様々な方向からお客様へのサポート活動を展開し、なお一層お役に立つことができるよう、2014年1月から事業活動を開始いたします。
【ビューラー社日本現地法人の概要】
社名 : ビューラー ITWジャパン㈱
代表 : ゼネラルマネージャー イェスパー・モーテンセン
所在地 : 〒108-0022 東京都港区海岸3-9-15 LOOP-Xビル
TEL : 03-5439-5077 FAX : 03-3452-7220
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