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すべての衛星を補足し同時動作をサポートするアンテナ付GNSSモジュールを発表【ユーブロックスジャパン】
2014年2月24日
~チップ・アンテナを装備した小型測位モジュールは、電源以外のすべてを内蔵~
スイスのu-blox AG(日本法人:ユーブロックスジャパン㈱、東京港区、代表 仲 哲周) は本日、GPS/GLONASS/BeiDou/QZSS対応のアンテナ付GNSSモジュールCAM-M8Qを発表しました。このモジュールは、u-blox M8衛星レシーバーICに加え、SAWフィルター、LNAアンプ、TCXO発振器、RTCクロック、受動素子およびチューニングされたGNSSチップ・アンテナを小型9.6×14.0×1.95mmパッケージに内蔵しています。電源を供給すれば、すぐにスタンドアローンな全地球的測位が可能です。
低消費電力と高受信感度、妨害電波耐性およびGNSS同時動作(GPS/GLONASS、GPS/BeiDou、GLONASS/BeiDou)を組み合わせた表面実装用CAM-M8Qは、世界中どこでも使用でき、高信頼性、高精度の衛星測位ができる組み込み型ソリューションです。
「弊社のCAM-M8Qは、開発時間を短縮して中心課題に集中できるので、小型製品を設計する顧客には最適です」と、ユーブロックス社プロダクト・マーケティング副社長Thomas Niggは説明しています。「CAM-M8Qは衛星測位用モジュールで、あらかじめチューニングされ、性能とコストが最適化され、かつ非常に小型フットプリントに設計されています。まさに、インスタント測位ソリューションです。」
CAM-M8Qは、広範なアプリケーションに理想的で、個人追跡、携帯ナビゲーター、ウエアラブル電子機器および緊急呼び出し、盗難防止、保険や道路課金のための車両テレマティクス・システムに使用されます。アンテナは全方向性なので、モジュールの向きにかかわらず優れた性能が得られます。
CAM-M8Qでは、外部アンテナを使用する設計に対しても、その内部アンテナをバックアップ用アンテナとして使用できます。これは重要な機能で、主要外部アンテナが誤動作したり損傷を受けたりするようなアプリケーションに使用できます。実際、車両追跡システムなどでは、外部アンテナは損傷を受けやすいからです。
CAM-M8Qモジュールは、AEC-Q100に準拠した最新のu-blox M8レシーバーICを使用しており、ISO/TS 16949認定工場で生産されています。品質テストは、ISO16750標準「道路車両‐電気/電子機器に対する環境条件とテスト方法」に従って行われています。
CAM-M8Qのフォームファクターは、先行モジュールUC530とUC530Mに互換性があり、既存設計のアップグレードが最小の労力で行えます。高解像度画像データは、次のURLから入手できます http://www.u-blox.com/images/stories/cam-m8q_hi-res.jpg
CAM-M8Qと評価キットEVK-M8CAMに関する詳細情報は、弊社Webサイトをご覧ください。サンプルと評価情報については、最寄りの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ユーブロックスについて
ユーブロックス(SIX:UBXN)はスイスを本拠にし、民生、産業および自動車市場向けに測位用半導体ソリューションとワイヤレス通信用半導体ソリューションを提供する世界的リーダーです。同社のソリューションにより、人、自動車や機械等がそれぞれの位置を正確に決定し、さらに音声、テキスト、ビデオでワイヤレス通信を行うことができます。ユーブロックスはチップ、モジュール、ソフトウェアの各ソリューションを多種用意して独自の地位を占め、OEMメーカーの皆様が革新的で、個人的、専門家的、あるいはM2Mソリューションを迅速かつ廉価に開発するお手伝いをしています。ユーブロックスはスイスのタルウィルに本社を置き、世界の各地特に欧州、アジア、米国に多くのオフィスを構えています。
詳細についてはhttp://www.u-blox.com/ja/をご覧ください。
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