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救助カード閲覧用「レスキューQRコード」を導入【メルセデス・ベンツ日本】
2014年1月30日
・ 2014年2月以降出荷分の新車に順次、QRコードの貼付を開始
・ 乗員の安全かつ迅速な救助に貢献する、世界初の試みを日本国内でも開始
メルセデス・ベンツ日本㈱(以下MBJ、社長:上野 金太郎、本社: 東京都港区)は、2014年2月1日以降に日本国内へ出荷するメルセデス・ベンツ/スマートの新車に順次、レスキュー隊員向けの車両情報「救助カード」をオンラインで閲覧するための「レスキューQRコード」を貼付します。メルセデス・ベンツの製造元「ダイムラー社」(本社: ドイツ・シュツットガルト)が、自動車メーカーとして世界で初めて導入するもので、乗員の救助に必要な情報を早く正確に提供することで、乗員の安全かつ迅速な救助活動に役立てられます。1
メルセデス・ベンツは、1886年に世界で初めて自動車を発明した自動車のパイオニアとして、安全なモビリティの未来を作り続けることに誇りと責任を持っています。メルセデスのセーフティコンセプトは多岐に渡り、予防安全システム「レーダーセーフティパッケージ」等に代表される、事故を未然に防ぐ「アクティブセーフティ(能動的安全性)」、事故被害を最小限にとどめる「パッシブセーフティ(受動的安全性)」、さらには衝突相手や乗員救助の安全も考慮しています。
乗員救助についてはレスキュー隊員向けに、車体を切断する際、注意が必要なエアバッグやバッテリー等の位置をモデル別に端的に示した「救助カード」のほか、1994年からは最善の救助方法や車両火災の消火、材質、ボディ等の車両全般に関する概要をまとめた「救急活動の手引き」を公開しています。日本語版についても2010年より弊社ホームページ(http://www.mercedes-benz.jp/rescue)で提供しています。
今回導入するQRコードは、給油口フラップ裏側と、給油口の反対側のドアを開けたボディ側の2箇所に貼付され、カメラ付きスマートフォン等で読み取ると、その車種の救助カードに直接かつ即時にアクセスすることが可能です。車外から確認しやすく、同時に激しく損傷を受ける可能性が低い2箇所に貼付しました。
1 メルセデス・ベンツ Vクラス、Viano、Vaneoは除く
レスキュー隊員が自ら車種を特定する必要がなくなり、救助作業開始までの時間が短縮されるだけでなく、車種を間違えることによって引き起こされる二次被害のリスク低減が期待されます。ダイムラー社は、この仕組みが他社にも広く浸透することを願い、特許申請を見送りました。
また、1990年以降に生産された主要車両に関しては、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店にて貼付を行うことが可能です。より多くのお客様に、より安心してお車にお乗りいただけるよう、2月1日より4月30日までの間、無償でQRコードの貼り付けを行う「レトロフィットキャンペーン」*を実施します。
*キャンペーンの応募には、メルセデス・ベンツのWeb会員「My Mercedes」へのご登録が必要です。
MBJでは今後も、皆様に選ばれ、最も愛されるブランドであり続けられるよう、魅力的な商品の提供のみならず、より安全な自動車社会の実現に向けて、邁進して参ります。
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