(株)NTN袋井製作所の新工場建設のお知らせ【NTN】

2014年1月31日

NTN㈱（以下、NTN）は、等速ジョイント（以下、CVJ）を生産する㈱NTN袋井製作所（以下、袋井製作所）で、新工場の建設に着工しましたので、お知らせいたします。

1．新工場建設の狙い

NTNは、2013年4月からスタートした2年間の中期経営計画「復活2014」の中で、グローバル生産体制の再編成を進めております。「現地・現物・現人」の考え方のもと、為替に左右されない体制の確立を目指し、需要が増加する海外各地の生産を拡大しております。一方、日本国内で量産している品種については、リスク分散や最新の「もの造り」による生産性向上を目的に、新たに設立した子会社工場群への生産移管を進めています。

袋井製作所は、CVJの生産工場として2006年に設立。ロボットの活用や油を使わない加工方法など、最新の「もの造り」を行うと同時に、風力や太陽光発電などを積極的に取り入れた環境に優しい工場として、国内自動車メーカ向けに量産しています。

世界各地の自動車需要が高まる中、NTNは日本国内の需要変動に柔軟に対応するため、国内生産再編成の一環として、袋井製作所に第2工場の建設を決定しました。

2．㈱NTN袋井製作所　新工場建屋の概要

（1）所在地：静岡県袋井市見取1959
（2）延床面積：約10,000m²
（3）従業員：約70名（予定）
（4）建設着工： 2013年12月
（5）生産開始： 2014年5月（予定）

3．㈱NTN袋井製作所の概要（現状）

（1）所在地：静岡県袋井市見取1959
（2）事業内容：等速ジョイントの完成品および部品の製造ならびに販売
（3）設立： 2006年7月
（4）資本金： 15億円
（5）出資比率： NTN100%
（6）敷地面積： 77,000m²
（7）延床面積：約17,100m²
（8）従業員：約150名

【ご参考】

等速ジョイント（CVJ）について
CVJは自動車のエンジンの回転を常に等速で滑らかにタイヤに伝達するための部品で、FF車や4輪駆動車には必ず用いられます。自動車の低燃費や静粛性、快適性に対するニーズがますます高まっており、CVJはこれらに大きな影響を及ぼす重要な部品です。
さらにドライブシャフトだけでなく、プロペラシャフトやステアリングシャフトにもCVJが多く用いられています。