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蘇州に乗用車用タイヤ工場を増設【横浜ゴム】
2014年1月23日
横浜ゴム㈱は、中国のタイヤ生産販売会社である蘇州優科豪馬輪胎有限公司（江蘇省）のタイヤ工場隣接地に、新たに乗用車用タイヤ工場を増設する。すでに2013年夏から工場建設に着工しており、2014年4月より生産を開始し、2017年末までに年間生産能力600万本まで増強する計画。総投資額は約265億円を予定している。なお、生産するタイヤは「BluEarth」など近年需要が増加している高性能低燃費タイヤを中心とする計画で、これら商品は中国国内で販売する。また、市販補修用以外にも、自動車メーカー向け高性能タイヤの生産も視野に入れている。
蘇州優科豪馬輪胎有限公司は、2006年、トラック・バス用タイヤ専門の生産販売会社として設立した。現在の年間生産能力は34万本。なお横浜ゴムは、すでに杭州優科豪馬輪胎有限公司（浙江省）で乗用車用タイヤを生産している。2001年に設立した同社は、2011年までに4期に渡る拡張を実施し、現在の年間生産能力は510万本に達している。
中国でのタイヤ生産能力拡大は、中期経営計画「GD100」フェーズⅢ（2012〜2014年）に沿ったもので、横浜ゴムはフェーズⅢの期間中に、世界のタイヤ生産拠点全体で年間700万本の増産を計画している。
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