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ニスモアスリートがドバイ24時間レースでクラス優勝【日産自動車】

2014年1月16日

NISSAN 370ZニスモがSP2クラスで1位と3位でフィニッシュ

2014年1月10日~11日 ドバイ・オートドローム (アラブ首長国連邦)
2013年日産/プレイステーションGTアカデミーで優勝し、新たにニスモアスリートに加わった4人のドライバーが、初代優勝者のルーカス・オルドネスと共に参戦したドバイ24時間でSP2クラスを制しました。GTアカデミー出身のドライバーが、ドバイ24時間で優勝を飾るのは初めてのことです。



GTアカデミーのヨーロッパ大会優勝者ミゲール・ファイスカ、ドイツ大会優勝者のフローリアン・シュトラウス、米国大会優勝者のニック・マクミレン、ロシア大会優勝者のスタンシスラフ・アクセノフは、レース歴わずか3ヶ月。ドバイ戦は初めて挑んだ国際レースイベントです。この24時間レースを走り切り、No.123 NISSAN 370Z ニスモで一番にフィニッシュラインを越えたのは、まさに快挙でした。

「このレースでは実戦の経験を積むことを目指し、まずレース完走を目標にしていたので、優勝できたなんて信じられません」とヨーロッパ優勝者のファイスカは述べました。「参戦台数が多く過酷なレースだったので、様々なことをたくさん学びました。一周たりとも油断することはできず、いつオーバーテイクしてもされてもおかしくない状況でした。初めての24時間レースでしたが、参戦できて最高にうれしかったです」

「ドバイ24時間には3年参戦を続け、最初は3位、翌年は2位、そしてついにトップを飾ることができました」とオルドネスは述べました。「私にとって、どの年もとても大切ですし、もちろん新しいアカデミー優勝者にとっても同じです。彼らにとっては初めて挑む国際レースですので、優勝できたことは夢のような話です。私が過去3位、2位、そして今回優勝と好成績を収めることができたのは、私にとってとても特別なことです。必ず自宅に今回のトロフィーを並べます。いつものように、ニッサン、RJNチーム、そして支えてくれたすべての人々に心から感謝します」

日産GT アカデミーチームRJNの兄弟車、No.126 NISSAN 370Zニスモは、夜間にトラブルに見舞われましたが、その後追い上げて3位でフィニッシュ。123号車と共に表彰台に上がりました。

この「インターナショナル」なマシンで参戦したのは、カルン・チャンドック、ジェームス・モファット、トール・グレーブス、アシュレイ・オルドフィールド。GTアカデミーが今後、どのような活動を展開していくかを模索するためにエントリーをしました。この答えはまもなく明かされますが、いまはドバイでのダブルポディウムフィニッシュの喜びの余韻に浸っています。

「24時間レースでは、運も必要です」とチャドックは述べました。「私たちは勝つための運をつかむことはできませんでしたが、追い上げてポディウムフィニッシュを果たしました。レースのスタートでは、兄弟車とともにハイペースで走行していたので、トラブルが出たことは残念です。ポディウムフィニッシュはチームのメカニックにとっても大いに報われるので、3位フィニッシュを果たすことができてよかったと思います。このイベントは私にとって、GTアカデミーを学んだことの集大成にもなりました。これまでは、外から眺めたり、雑誌で読むだけでした。近いうちにインドでも開催するようになるといいですね。GTアカデミーからレーシングドライバーとしてデビューできるのは、素晴らしいことです。これから挑戦する人たちも夢のようなチャンスがありますし、それをしっかりつかんでほしいと思います」

「ニスモグローバルエクスチェンジのプログラムに参加する初めてのオーストラリア人となることができて、光栄です」とモファットは述べました。モファットは、このレースでは通常参戦しているV8スーパーカーではなく、GTマシンでのドライビングに挑みました。「ずっと24時間レースで走りたいと思ってきましたが、すっかり虜になってしまいました。スムースな走りが展開できればよかったのですが、これもレースです。トラブルが発生するたびに、必死に対応してくれたチームがいたからこその結果です。2台がポディウムに上がったことは素晴らしい努力の結果です。大健闘だと思います」

「何年もかけて3位、2位、そして優勝とついにここまでやって来ました。これはレースへの我々の取り組みからドライバーのチャレンジ精神を養う教育に至るまで、あらゆる面でGTアカデミーが着実成長を遂げてきたことを示しています。」と日産のグローバルダイレクターオブモータースポーツ、ダレン・コックスは述べました。「今回、9カ国からドライバーが集まり、その全員がポディウムフィニッシュを果たしたことは素晴らしいと思います。これは日産のモータースポーツ活動がグローバルに展開していることの証しでもあります。我々はこれからもどんな新しいマーケットを切り開いていくか、大きな期待を持って検討していきたいと思っています」


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