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炭素繊維強化プラスチックとアルミ合金の複合構造ホイールの開発について【三菱レイヨン】

2014年1月15日

三菱レイヨン㈱(本社:東京都千代田区、社長:越智  仁)は、アルミホイールの製造・販売を行うエンケイ㈱(本社:静岡県浜松市、代表取締役:鈴木  順一)と共同で、軽量化と高強度化を目的とし、PCM法によって製作した炭素繊維強化プラスチックを鍛造アルミホイールのサポート部材として組み合わせた、自動車用複合構造ホイールを開発しました。当社は、本日から東京ビッグサイトで開催される『第4回 クルマの軽量化技術展』において、試作品を展示します。

このたび、当社が炭素繊維強化プラスチックとアルミ合金との接合に関する知見を提供し、エンケイ株式会社が開発したホイールは、軽量化のため薄肉化したアルミ合金の強度を炭素繊維強化プラスチックで補うことにより、乗用車用軽合金ホイールに適用されている安全基準であるJWL基準に適合する品質・強度を実現しました。炭素繊維強化プラスチックとアルミ合金を複合させることによって価格を抑えながら安全性を確保し、市場での普及を図ります。

※PCM法
炭素繊維強化プラスチック(CFRP)部材の量産成形技術。プレス機を用いた圧縮成形のプロセスで成形サイクルタイムを約10分に短縮したことにより、自動車向け部材の量産を可能とします。

※JWL (JAPAN LIGHT ALLOY WHEEL)
「乗用車用軽合金製ディスクホイールの技術基準」のことで、乗用車用軽合金ホイールに適用されている安全基準。この技術基準に定められた試験を製造者自らの責任において行い、適合したものについてはJWLマーク表示がされます。


◆『第4回  クルマの軽量化 技術展』  開催概要
日程 : 2014 年1 月15 日(水)~17 日(金)
会場 : 東京ビッグサイト 
ブースNo. :  [西展示棟]  西10-18  (出展社名 : 三菱ケミカルホールディングスグループ)



掲載内容は発表日現在のものです。
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