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「LTC3851A」のHグレード、MPグレード・バージョンを販売開始【リニアテクノロジー】

2011年7月13日

リニアテクノロジー、「LTC3851A」のHグレード、MPグレード・バージョンを販売開始
-55℃~150℃の動作接合部温度を特長とする、入力電圧範囲の広い降圧DC/DCコントローラ

2011年7月13日 – リニアテクノロジー株式会社は、同期整流式降圧DC/DCコントローラ「LTC3851A」のHグレード・バージョンとMPグレード・バージョンの販売を開始しました。LTC3851AH/LTC3851AH-1およびLTC3851AMP/LTC3851AMP-1は、熱特性が改善されたMSOP-16パッケージで供給されます。1,000個時の参考単価は、Hグレード・デバイスが224円(税込み)から、MPグレード・デバイスが529円(同)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーWeb サイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/)。

LTC3851Aは入力電圧範囲が4V~38Vと広いので、ほとんどの中間バス電圧とバッテリの種類を含むさまざまなアプリケーションに対応します。強力なMOSFET ゲート・ドライバを内蔵しているので、外付けのハイパワーMOSFETを使用して0.8V~5.5Vの出力電圧で最大25Aの出力電流を生成することができ、ポイントオブロードに最適です。Hグレード・バージョンは-40℃~150℃、MPグレード・バージョンは-55℃~150℃の動作接合部温度範囲でテスト保証されており、車載システム、産業用、医療、データコム、テレコムなどのアプリケーションに最適です。

固定周波数電流モード・アーキテクチャにより、固定周波数または250kHz~750kHzの範囲のフェーズロックループ(PLL)周波数を選択可能です。出力電流の検出は、出力インダクタ(DCR)の電圧降下を測定するか、オプションのセンス抵抗を使用して行います。電流フォールドバックにより、短絡時や過負荷時のMOSFETの熱損失を制限します。連続動作、パルススキップ動作、Burst Mode®動作のいずれかをユーザーが選択可能なので、軽負荷時の効率を最適化できます。LTC3851A/LTC3851A-1は最大99%のデューティサイクルが可能で、損失電圧を非常に小さく抑えているので、バッテリ駆動アプリケーションの動作時間を延ばすことができます。このほかに、トラッキング、調整可能なソフトスタートなどの機能を備えています。LTC3851A-1は、調整可能な電流制限の代わりにパワーグッド信号を備えている点がLTC3851Aと異なります。

LTC3851A/LTC3851A-1 の主な特長

入力電圧範囲 : 4V~38V
強力なNチャネルMOSFETドライバを内蔵
電流モード制御
DCRまたはセンス抵抗による電流検出
プログラム可能な電流制限スレッショルド電圧
フェーズロックループによる同期
調整可能なソフトスタートまたはトラッキング
パワーグッド信号
固定動作周波数または250kHz~750kHz範囲で同期可能

リニアテクノロジーについて

S&P500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステムを設計・製造しています。

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