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車載エレクトロニクス用の高熱伝導性放熱接着剤を発売【東レ・ダウコーニング】

2013年12月17日

東レ・ダウコーニング㈱(本社:東京都千代田区/ 代表取締役会長・CEO:桜井恵理子)は、高熱伝導性放熱接着剤 Dow Corning® TC-2035を発表しました。これは優れた機能を有する放熱材料製品(TIM: Thermal Interface Material)で、次世代パワーエレクトロニクスモジュールのような高温に曝される車載用途に適しています。

「自動車用途向けのエレクトロニクスは急激な成長を遂げていると言っても過言ではなく、設計者は製品の機能や信頼性、総合的なパフォーマンスをできるだけ高めることを絶え間なく求められています。今回の新製品は、既存の製品ラインナップと相互に補完しあうことで、標準的なエレクトロニクスと次世代高出力エレクトロニクス・アセンブリの両方に対応できる包括的な熱対策の製品ポートフォリオを提供できるようになります。」とトランスポーテ―ションエレクトロニクス担当のグローバル・マーケット・マネジャーであるブライス・ル・グイックはコメントしています。

TC-2035は、電気自動車やハイブリッド車向けのパワーエレクトロニクスなどを含む次世代車載用途における熱マネージメントの水準を劇的に引き上げる製品です。この先端的な製品は3.3 W/mKという優れた熱伝導率と50 μmというボンドライン厚(BLT: bond line thickness)を達成することにより、熱抵抗を大幅に低減しています。2液加熱硬化型シリコーンであるTC-2035は、DBC (Direct Bonded Copper)やHDI (High Density Interconnect)、低温同時焼成セラミックス(LTCC : Low-Temperature Co-Fired Ceramic)、プリント基板といった様々な発熱基板に対して信頼性が高い接着が可能です。さらに、200°Cに達する高温下でも信頼性が高い熱伝導性放熱特性を有します。

TC-2035は、今日、最も条件の厳しいエレクトロニクス用途の多くが直面している熱マネージメントの課題に対処するために開発された優れた特性を有する素材であり、ダウコーニングの先進的熱マネージメントソリューションの幅広いポートフォリオをさらに拡充する製品です。ダウコーニングは熱伝導シリコーン接着剤だけでなく、業界の重要ニーズに応える革新的なソリューションと技術を幅広く提供しています。


お客様からの問い合わせ先
東レ・ダウコーニング㈱
エレクトロニクス営業部
TEL : 0120-01-9764  フリーダイヤル
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