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当社初の2輪用低燃費タイヤ「BATTLAX SC ECOPIA」新発売【ブリヂストン】
2013年12月18日
当社初の2輪用低燃費タイヤ「BATTLAX SC ECOPIA」
(バトラックス エスシー エコピア)新発売
― 転がり抵抗15%低減により環境対応を実現 ―
㈱ブリヂストンは、大型2輪スクーター用の低燃費タイヤ※1「BATTLAX SC ECOPIA」を2014年2月1日から全世界※2で順次発売します。
この商品は、「コンパウンド」、「タイヤ形状」、「タイヤ構造」を最適化することで、従来品(BATTLAX SC、以下同様)で評価の高いハンドリング性能やグリップ性能といった基本性能を維持しながら、新たに燃費性能を追求し、従来品対比で転がり抵抗を15%低減※3しました。サイズはフロント1サイズ、リア2サイズです。
「BATTLAX」シリーズは、当社が公式タイヤサプライヤーを務める「FIMロードレース世界選手権シリーズMotoGPクラス」用のタイヤを頂点とした、オンロード用モーターサイクルタイヤのプレミアムブランドで、ツーリング走行用からレース用まで、また小型バイク用から大型バイク用まで幅広いラインアップをそろえています。
当社は「BATTLAX」シリーズを始め豊富なラインアップで、今後も多くのライダーの皆様の快適なライディングをサポートしていきます。また、ECOPIAを始めとする環境対応商品を通じて、持続可能な社会の実現に向けた技術開発を行っていきます。
※1 当社が定める環境対応商品基準を満たした商品です。
※2 日本では2014年2月1日から発売。アメリカ、欧州、中南米、アジア、オセアニア地区等でも順次発売予定。
※3 乗用車用タイヤにおけるラベリング制度の試験方法とは異なります。当社内基準による測定結果です。
1. 最適化技術
(1)コンパウンドの最適化
ブリヂストンの先進技術である「Nano Pro-Tech」※4を採用したコンパウンドにより、他の性能を犠牲にすることなく、転がり抵抗を低減。
(2)タイヤ形状の最適化
FEM※5によるシミュレーション技術を用いて、タイヤ転動時の接地面のタイヤ形状がどのように変化し、どの部分にエネルギーロスが発生するかを視覚化。これをもとに燃費性能を向上させるために、エネルギーロスが少ない最適な形状を設計しました。
(3)タイヤ構造の最適化
当社技術であるMS・BELT※6を採用し、ベルト構造を最適化することで、タイヤ転動時のトレッド部分で生じるエネルギーのロスを抑制し、且つグリップ性能や高速性能といった運動性能において高いレベルを実現しました。
※4 Nano Pro-Tech(ナノプロテック)
分子構造設計等を通じて材料の微細構造を制御し、必要特性を引き出す技術の総称で、当社の基幹技術の一つです。
※5 FEM(finite element method)
構造解析などに用いられる「有限要素法」と呼ばれる数値解析手法です。
※6 MS・BELT(エムエス・ベルト)
軽量、耐久性に優れたコードをタイヤの回転方向と平行に連続して巻きつけた構造でしなやかなグリップ・フィーリングを生み出す。①軽量化②グリップの向上③旋回性の向上④高速性能の向上⑤優れたダンピング効果、といったメリットにより高い運動性能に大きく寄与します。
2. 燃費性能
フロント/リアの合計で従来品対比で転がり抵抗係数15%低減。
注:乗用車用タイヤにおけるラベリング制度の試験方法とは異なります。当社内基準による測定結果です。
本件に関するお問い合わせ先
お客様相談室 TEL : 0120-39-2936
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