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フィリピンに新合弁会社を設立【日産自動車】

2013年12月12日

日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区  社長:カルロス ゴーン)は、フィリピン日産自動車会社(NMPI)と長年に亘るパートナーのユニバーサル・モーターズ社(UMC)と共同で、合弁会社のフィリピン日産社(NPI)を設立すると発表しました。

フィリピンのマニラに本社をおくNPIは、フィリピン市場を対象とした新たな販売会社として2014年の初旬に操業を開始します。NPIは、同国内のブランド、販売マーケティング戦略、そしてディーラー事業の強化を担い、商品ラインナップの拡充と販売・サービスの向上を通じて、ブランド・パワーとセールス・パワーの向上を目指します。

NPIの社長に就任した内藤賢司は、次のように述べました。
「日産自動車は、NPIの設立により、積極的にフィリピン市場のブランド認知度の向上に取り組みます。NPIは数々のワクワクする新しい商品をご提案し、お客さま満足度の向上に努めます。」

1985年に日産自動車に入社した内藤は、日本、ニュージーランド、南アフリカを含む様々な市場を担当しました。2005年から2008年までは、Vice Presidentとしてタイ日産自動車会社の経営企画室に在籍し、その後、現職に就くまでは、韓国日産㈱のCEOを務めていました。

新会社の資本金は10億円(980万米ドル)で、出資比率は日産自動車が51%、UMCとNMPIがそれぞれ24.5%となります。尚、UMCとNMPIはこれまで通り、フィリピン市場向けの日産車の生産を続けます。

日産自動車は、アセアン全域で更なる成長を目指しています。同地域の中期計画では、2016年度末までに販売台数を現在の3倍に相当する50万台とし、市場占有率15%の達成を目指します。フィリピン市場は同計画の要として位置付けており、NPIの設立は、同社の強い決意の証となります。

日産自動車のRegional Vice Presidentの木村隆之は下記のように述べました。
「今回の発表は日産自動車にとって重要な節目となります。フィリピンでの日産自動車の顔となるNPIを通じ、今後はより大胆且つ積極的に事業拡大に取り組んでいきます。UMCとNMPIのこれまでの成果に改めて感謝するとともに、この新たなパートナーシップのもと、今後もフィリピンでのプレゼンス向上を進めていきたいと思います。」





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