北米におけるポリプロピレン自動車材能力増強について【三井化学／プライムポリマー】

2011年7月11日

三井化学株式会社（社長：田中稔一）及び株式会社プライムポリマー（社長：大多和保彦）は、ポリプロピレン（PP）自動車材の需要拡大に対応するため、アメリカ、メキシコにおいて、合計27千トンの生産能力を増強致します。

増強計画の概要

地域 —————–	社名 —————————————————————-	生産能力（千t/年)
地域 —————–	社名 —————————————————————-	現状 ———–	増強 ———–	増強後 ———–
アメリカ	Advanced Composites Inc.	212	14	226
メキシコ	Advanced Composites Mexicana S.A DE C.V.	32	13	45
小計		244	27	271

① Advanced Composites（アドバンスドコンポジッツ）
・新規ライン増設による生産能力増加（14千t、2012年1Q営業運転開始予定）

② Advanced Composites Mexicana（アドバンスドコンポジッツ・メキシコ）
・新規ライン増設による生産能力増加（13千t、2012年2Q営業運転開始予定）

三井化学グループは、2011年度中期経営計画の基本戦略において、世界トップの競争力を持つPP自動車材事業（具体的な事業展開は㈱プライムポリマーが統括）の更なるグローバル展開を打ち出しました。
世界の自動車販売は、08年下期の世界同時不況の影響により、一時的に急落致しましたが、現在では、中国、インドはもとより北米での販売状況も回復してきております。
こうした環境下、世界各地域（日本、北米、欧州、タイ、中国、インド）で生産体制の強化・拡大を進めており、今回のアメリカ、メキシコでの増強により、PP自動車材において世界トップクラスの供給力がさらに強化されることになります。

三井化学及びプライムポリマーは、今後とも自動車メーカーに対し、高品質の製品を供給する製造・販売・技術サービス体制を整備し、さらなる事業の強化・拡大を積極的に進めていく所存です。