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中国の研究開発センターで完成披露式を実施【トヨタ自動車】

2013年11月14日

トヨタ自動車㈱(以下、トヨタ)は、江蘇省常熟市東南経済開発区(現在の常熟高新技術産業開発区)に2010年に設立したトヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社(以下、TMEC)において、現地時間11月14日(木)9時半(日本時間10時半)より、完成披露式を実施した。披露式典には、省政府、市政府からの来賓、木寺昌人在中国日本国特命全権大使、中国第一汽車集団公司(以下、一汽集団)、広州汽車集団股份有限公司(以下、広汽集団)の合弁パートナーの代表者、トヨタからは加藤光久副社長、伊原保守副社長らが出席した。

式典において、加藤副社長は「トヨタが中国のお客様にご満足いただけるクルマを提供し続けるために、中国でお客様の声を聞き、妥協を許さずクルマを徹底的に鍛えぬく。TMECにはそのような場であり続けてほしい」と語った。また、TMEC社長であるトヨタの山科忠専務役員は「約束通り、2013年中にスタート地点に立つことができた。これからTMECの使命であるハイブリッドユニットの国産化を中心とした環境技術の現地化推進と、中国のお客様に喜んでいただけるクルマづくりに努力していく」と述べた。

トヨタは現在、TMECを中心に、ハイブリッドユニットの国産化に向けて準備を進めており、今回の式典において、電池製造会社を設立したこと、インバーター、トランスアクスルの主要コンポーネントも現地調達することを発表した。2015年頃を目標として、この中国産ハイブリッドユニットを搭載した車両を一汽集団との合弁会社(以下、一汽トヨタ)、広汽集団との合弁会社(以下、広汽トヨタ)でそれぞれ生産・販売していく計画である。

TMECは、2010年11月17日に設立、翌年4月より業務を開始しており、この度、テストコース、評価施設、ならびに合弁パートナー、サプライヤー、他メーカーなど広く外部と環境技術に関する交流を図るための「省エネルギー・新エネルギー車技術センター」といった主要施設が完成した。今後もTMECは、中国における「最先端要素技術」の開発拠点として、特に環境技術の中国での普及を目指していく。

これからもトヨタは、TMEC及び一汽トヨタ、広汽トヨタの各R&Dセンターとの「3極トライアングル」体制で、中国のお客様により一層喜んでいただけるクルマづくりに取り組んでいく。

TMEC会社概要





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