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農機自動走行システムが平成25年度宇宙開発利用大賞「内閣府特命大臣(宇宙政策)賞」を受賞【日立造船】
2013年10月29日
Hitz日立造船㈱は、このほど「準天頂衛星のLEX補強信号※を利用した農機ガイダンス・自動走行システム」において平成25年度宇宙開発利用大賞「内閣府特命大臣(宇宙政策)賞」を受賞しました。
※LEX(L-band experiment)補強信号は測位精度の向上を目的とした「みちびき」の実験用信号であり、従来のGPS信号に本信号を追加することで、測位精度が大幅に向上します。
宇宙開発利用大賞は、宇宙開発利用の推進に貢献した優れた成功事例を表彰するために創設されました。当社と北海道大学は、準天頂衛星の高精度リアルタイム測位情報を活用したトラクターや耕運機などの農機のガイダンスおよびアシスト走行の実証試験の事例で表彰されました。
本システムは、従来のGPS信号の使用による数m程度の誤差を、準天頂衛星のLEX補強信号を併用することにより数cm程度の誤差に抑えることが可能となり、農機の自動走行が可能となります。自動走行の実現によって、収穫作業や農薬散布などの農作業の省力化につなげることが可能となり、IT農業や大規模農業の拡大に貢献すると考えられます。
宇宙開発利用大賞の概要は、次のURLをご参照願います。
http://www8.cao.go.jp/space/prize/prize.html
当社が受賞した「内閣府特命大臣(宇宙政策)賞」の概要は、次のURLをご参照願います。
https://www.science-event.jp/space-riyo/pdf/p_hitachizosen.pdf
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