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インドネシアにて新型ダットサン「GO+」を初公開【日産自動車】

2013年9月17日

インドネシアでダットサンブランド復活
併せて、ダットサンのラインナップも発表

ダットサンは、新型車第2弾となるインドネシア向けに開発したダットサン「GO+」を発表
ダットサンは、2014年インドネシアでダットサン「GO+」に加えダットサン「GO」を発売することも発表
「GO+」と「GO」の価格は1億インドネシアルピア以下
「GO+」は、その価格帯唯一の3列シート車「GO」と「GO+」は、ともにインドネシア・プルワカルタの工場で生産


日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は17日、インドネシアのジャカルタでダットサン「GO+」のワールドプレミアを行い、ダットサンブランドのプレゼンス拡大を表明しました。また、インドネシアのお客様のニーズに対応したハッチバック、ダットサン「GO」がインドネシアでのダットサンブランド第2弾モデルとなることも発表しました。ワールドプレミアでは、インドネシアにおけるダットサンの商品ラインナップが紹介されたことになります。



今回の車両お披露目にあたり、日産の社長であるカルロス ゴーンは、「日産は、ダットサンブランドの復活により、モビリティを変えていきます。そして車の所有によりもたらされる誇り、自主性、チャンスを、より手に入り易いものにします。インドネシアの多くの方々にとって、初めて購入するクルマがダットサンとなることを、私たちは期待しています。」と語りました。

「GO+」は、快適な走るファミリーラウンジとして開発した5+2のMPVです。1台のクルマに家族全員が乗って移動することができます。

「GO+」はダイナミックで流れるようなシルエットと力強いショルダーラインを持つモダンで個性的なクルマです。すっきりとして逞しいスタイリングは、人目をひく存在となるでしょう。コンパクトな寸法ながら、多用途で実用的な5ドアの3列MPVであり、フロントシートも機能的です。また3列目は必要に応じて、座席として使用したり格納することができます。

「GO+」には、モバイルドッキングステーションが搭載されており、スマートフォンをクルマに接続することができます。

この軽量な車両には、1.2リッターエンジンと5速マニュアルトランスミッションを搭載しています。燃費と加速性能が良く、混雑した道路でも機敏に走行します。そして、全長3,995mm、全幅1,635mm、全高1,485mmというコンパクトなサイズにより、厳しい都市環境により適したクルマに仕上がっています。また、2,450mmのホイールベースにより、広々とした室内空間を作り出しています。

ダットサン「GO+」という車名は、これが新しいダットサンモデルであるということを明確に表現していますが、また同時に、その機能が拡張されていることも意味しています。

ダットサンの理念の中核は、自動車の開発と改良は、現地のお客様のニーズ、ライフスタイル、運転パターンを徹底的に研究し、その市場のエンジニアが行う、という原則です。日産自動車のグローバル技術水準に見合うべく、開発過程全体において同じプロセスとベストプラクティスが使用されています。

ダットサンは、2つのモデルを順次発売することで、新しく現代的なクルマを所有するという夢を実現できるようになり将来の成功を夢見る多くのご家族に、パーソナルモビリティへの扉を開くだけではなく、重要な機能や品質を犠牲にしない実用的な5+2MPV、および、5ドアハッチバックという選択肢を提供します。

ダットサンは、この2車種をインドネシア市場で発売し、2016年には日産自動車がインドネシアで販売するクルマの最大50%をダットサンブランドのクルマにすることを目指しています。また、インドネシアで続くモータリゼーションに寄与し、インドネシア国内での車両・部品生産の推進や、環境に配慮した車両の普及を目指す政府のイニシアティブに貢献することを目指しています。

「GO+」、「GO」の2車種とも価格は1億インドネシアルピア以下となる予定です。現在市場にあるこの価格帯のクルマは、非常に限られています。

ダットサンは販売する他の市場と同じように、インドネシアのお客様にも利用しやすく透明なサービスだけでなく競争力あるトータルコストで、安心できるオーナーシップエクスペリエンスを提供します。

インドネシア市場向けのダットサン「GO」と「GO+」は、ジャカルタの東80kmに位置するプルワカルタにある日産の工場で生産する予定です。発売は2014年を予定しています。


ダットサンについて
日産は2012年3月、ニッサン、インフィニティに続く第3のブランドとなるダットサンブランドの復活を発表しました。ダットサンは、高い成長を続ける市場で将来の成功を夢見るお客さまに、クルマのある豊かな生活を提供します。ダットサンは、80年にわたる日本のクルマづくりに対する技術とこだわりを象徴しており、日産のDNAを体現する重要なブランドです。ダットサンブランドのモデルは、2014年からインド、インドネシア、ロシアおよび南アフリカで販売を開始する予定です。

ダットサンの歴史
ダットサンは、約100年前の1914年に日本で作られた脱兎号(ダット自動車)に由来しています。「脱兎(ダット)」というのは「超高速」という意味であるとともに、当時の出資者であった、田、青山、竹内3人のそれぞれの名前の頭文字を取って名付けられたものです。また、耐久性のある(Durable)、魅力的で(Attractive)、信頼できる(Trustworthy)のそれぞれの頭文字を取ってDATとしたと宣伝されました。
1933年、日産の創立者である鮎川義介は、「すべての人に自動車を」というビジョンを持ってこの事業を引き継ぎました。1930年台初頭の日本の若者たちの向上心を満たす、軽量で経済的で耐久性のあるクルマは、「ダットの息子」、Datson(ダットソン)と名付けられ、後にダットサン(Datsun)となりました。日本のエンジニアリングと大量生産により鮎川の夢が現実のものとなったのです。

インドネシア日産自動車会社
2001年に設立されたインドネシア日産は、インドネシアで販売、配給、純正日産部品、アフターサービス事業を行っています。インドネシア日産は、競争的な商品ラインアップを展開しており、2012年度は67,699台を販売し、市場シェアは6.0%となっています。全国で98店舗のディーラーを展開しており、2016年までには165店舗に増やす計画です。西ジャワ州プルワカルタの工場の年間生産台数は9万台で、2016年までには年間25万台にまで拡大する計画です。同工場の従業員数も3,300人にまで増やす予定です。




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