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中国での事業開始40周年【日産自動車】

2013年9月17日

今後、更なる発展と革新を目指して

日産自動車は、本年、中国での事業開始から40周年を迎えました。
世界最大の自動車市場の更なる発展に向けた戦略的計画の基、日産は現在、中国市場において順調に事業を展開しています。日産の中国における包括的な戦略的計画は、「ニッサン」と「インフィニティ」の2つのグローバルブランドと、2010年に東風日産乗用車公司(DFL-PV)が投入した自主ブランド「ヴェヌーシア」と、合わせて3つのブランドの基で策定しています。中国現地での車両組み立ては、DFLの広州・花都工場、襄陽工場、鄭州工場の3工場で行っています。更に現在、大連で新工場の建設を行っています。日産は、40年の成功を基に、今後も中国で力強い成長を続け、お客様へ革新的でエキサイティングな商品を提供し、中国社会に大きく貢献しながら順調に前進していきます。

日産自動車の最高執行責任者(COO)の志賀俊之は、“日産360″で中国のメディアに対して、「中国は世界で最も大きく、最も競争の激しい市場です。日産にとって最も重要な市場のひとつとなりました。」と語りました。

日産自動車の理事であり、日産(中国)投資有限公司(NCIC)の社長である西林隆は、「今年は日産自動車が創立80周年を迎える年です。更に中国での事業開始から40周年、鄭州日産汽車有限公司の設立から20周年、東風汽車有限公司の設立から10周年を迎えます。これらは全て、中国の自動車市場においてNo.1ブランドを目指す日産の発展における重要なマイルストーンです。」と述べました。

グローバルモデルを発売、中国向け現地ブランドを育成

日産は、1973年の「セドリック」発売を皮切りに、中国で事業を行ってきました。この40年間、日産は人々の生活を向上させるモビリティソリューションを提供し続けてきました。1990年代からは現地パートナーとの協業を開始し、成長を加速させてきました。1993年には鄭州日産汽車有限公司(ZNA)を設立し、中国で数多くの主要モデルの生産を開始しました。ZNAは日産の小型商用車の重要な生産拠点となっています。

2003年、日産自動車と東風汽車公司は、中国最大の自動車合弁会社である東風汽車有限公司(DFL)を設立、更にその傘下に乗用車事業を行う東風日産乗用車公司(DFL-PV)も設立しました。2004年には、日産の中国への投資を日産自動車と共に管理するために、日産の100%子会社として日産(中国)投資有限公司(NCIC)を設立しました。
2007年には、グローバルラグジュアリーブランドのインフィニティを中国に投入しました。現在、中国市場ではインフィニティを販売するだけではなく、現地生産に向けた準備も行っています。

中国市場での販売は、日産のグローバル販売台数の4分の1を占めています。2012年、日産は中国で、輸入モデル、乗用車、小型商用車を含め118万台を販売しました。2013年は125万台の販売を見込んでいます。

デザイン、研究開発機能の拡大により中国での日産のプレゼンスが拡大

日産は、自動車生産の様々な面で現地化を促進するために、中国におけるデザインおよび研究開発(R&D)機能を継続的に拡大、向上させようとしています。2011年に北京に開設した日産デザインチャイナは、日本、米国、英国に次ぐグローバルデザイン拠点の一つとなりました。DFLは、広州の花都に乗用車技術センターを開設しました。これは日産にとって4番目となるグローバル技術センターであり、中国南部で最大の乗用車技術センターです。

中国社会への貢献

日産は、過去数十年間、中国自動車市場の急速な成長過程における重要な機会を捉え、中国市場のさらなる成長に貢献するべく取り組んでいます。日産は、中国市場に先進技術を公開すると共に、「ティアナ」、「シルフィ」、「ティーダ」、「サニー」、「リヴィナ」、「キャシュカイ」などの主要モデルを投入した他、「D50」、「R50」という2車種を発売した合弁ブランドのヴェヌーシアの開発もサポートしてきました。

また、日産は中国の大気汚染対策への必要性も重要な問題であると認識しています。そのため、中国市場に無段変速機(CVT)を搭載した燃費効率の良い車両や、PURE DRIVE技術を投入しました。さらに日産は、中国に関連のある研究に積極的に関わっています。同様に、ヴェヌーシアにおいても、ゼロ・エミッション車両を開発している日産の取り組みの基、2015年までに中国市場向けの電気自動車を生産する予定です。

DFL-PVは今や、珠江デルタ地域の主要企業のひとつとなっています。DFL-PVは、雇用を通じて、また現地の自動車バリューチェーンの形成と発展を活性化させることで現地経済に貢献してきました。

また、ZNAは中原経済区における自動車産業向けの政府の開発計画を積極的に支持し、工業化と並行してコンピューター化も促進し、より革新的な技術を追求してきました。ZNAは、日産の小型商用車事業の拠点でもあります。

日産は過去40年間、中国市場に全力で取り組み、素晴らしい成果を残してきました。今後は、中国のパートナーたちと共に、更に現地化とイノベーションを積極的に追求し、日産の先進技術をベースに中国のお客様に合わせた車両を作るため一層の努力を続けていきます。日産は、中国でさらに成長するため邁進していきます。

中国における日産の発展の歴史





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