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ボッシュが「Eurostar 2013」を受賞 交通安全:「自動運転の分野でも技術の先端をいくボッシュ」【ボッシュ】
2013年9月19日
■「Automotive News Europe」が自動運転に対する取り組みを表彰
■ボッシュがドイツの高速道路でテスト走行を実施
■渋滞アシスタントの量産を2014年に開始
「指を離し、手を離す」ということは、ボッシュ・シャシーシステム・コントロール事業部長を務めるゲルハルト・シュタイガーにとって、新たな意味合いを持つものとなりました。彼が率いる事業部のプロジェクトチームは2年もの時間をかけて、自動運転に関する詳細な調査を行いました。すでに高速道路では、ドライバーがハンドルから手を離しても、自動運転機能で車両を安全に操作できるレベルに達しています。「Automotive News Europe」編集長のLuca Ciferriはこう述べます。「ボッシュは自動運転の分野における技術的なリーディングカンパニーです。そして、ゲルハルト・シュタイガーは、この素晴らしい技術の牽引役を務めています」。「Automotive News Europe」がボッシュを「サプライヤー部門CEO」カテゴリーでEurostar 2013に選出した理由もここにあります。同賞はこれまで10年以上にわたり、自動車業界のさまざまな分野で活躍する人々に授与されてきました。
Eurostar 2013の受賞はシュタイガー自身にとっても、ボッシュの自動運転技術開発が正しい道をたどっていることを示す力強い根拠となりました。「ボッシュはドライバー アシスタンス システムと自動運転技術の開発に向けた重要な目標、つまり怪我や事故のない運転を追求し続けていますが、その目標設定が正しかったことが今回明らかになったと言えます」(シュタイガー)。また、シュタイガーは受賞式のスピーチで次のように語っています。「この目標に到達するまでの1歩1歩、すべての道程にボッシュが関わっていくことになるでしょう」
安全性の向上につながる牽引力
ボッシュの発明はこれまでも、自動車の安全性に決定的な影響を与えてきました。その例としては、1978年に発売された電子制御式アンチロック ブレーキ システム、1980年の電子制御式エアバッグ、1995年の横滑り防止装置ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)などが挙げられます。また、ボッシュのアダプティブ クルーズ コントロール(ACC)は2000年、衝突予知緊急ブレーキは2010年に市場に投入されました。しかし、ボッシュはよりパワフルなシステムを生み出すだけでなく、コストパフォーマンスの向上にも力を大きく注いでいます。「コストの低減が、コンパクトクラス向けのドライバー アシスタンス システム開発への道を拓きました」(シュタイガー)。ボッシュは自動運転の第1段階として、2014年に渋滞アシスタントを発売します。これは減速、加速、ステアリングを完全に自動で行うシステムで、50 km/hまで対応するため、通常の渋滞に十分対応できます。今後は完全な自動運転の実現を目指し、引き続き各機能の拡張を図ってまいります。
ドライバー アシスタンス システムやセーフティシステムと同様に、ボッシュは内燃機関の継続的な改良や、電気自動車向けの代替パワートレイン、高効率な周辺機器システム、油圧式ハイブリッドの開発にも取り組んでいます。また、ボッシュのエンジニアは高度なマルチメディアソリューションやユーザーフレンドリーなインターフェースにも力を注いでいます。
ボッシュ・グループ概要 The Bosch Group at a Glance
自動車機器テクノロジーセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2012年の売上高は 31.1 億ユーロで総売上高の約59%を占めています。自動車機器テクノロジーの売上により、ボッシュ・グループはリーディング・サプライヤーのポジションを確立しています。
全世界において約177,000人の自動車機器テクノロジーセクターの従業員が、内燃機関用噴射技術、代替駆動コンセプト、効率的そしてネットワーク化されたパワーワトレイン周辺機器、アクティブ/パッシブセーフティシステム、運転支援/コンフォート機能、ユーザーに優しいインフォテインメント技術やCar-to-CarおよびCar2Xコミュニケーションとコンセプト、オートモーティブアフターマーケット向けのサービスや技術という7つの事業分野で働いています。
ボッシュ・グループは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な革新的自動車技術にも対応しています。
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。2012年度の従業員数は約30万6,000人、売上高は525億ユーロを計上しています。また2013年初めからは、自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制に移行しました。
ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約360社、世界約50カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。
ボッシュでは2012年に約48億ユーロもの金額を研究開発に投じ、さらに全世界では4,800件以上の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たちは革新的で有益なソリューションを提供し、そのすべての製品とサービスを通して、人々を魅了し、人々の生活の質を向上させることを目的にしています。この方針に基づき、ボッシュは全世界において人と社会に役立つ革新のテクノロジーを提供し続けていきます。それこそが「Invented for life」です。
さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
twitter.com/BoschPresse/ ボッシュ・プレスツイッター(英文)
を参照してください。
このプレスリリースは2013年9月2日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。▶
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