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新興国向け新型車「クエスター」 ―― “The best of three worlds” (3つの要素)【UDトラックス】
2013年9月9日
UDトラックスの「クエスター」は3つの要素――1)UDトラックスが受け継いできた日本のモノづくり、2)ボルボ・グループによる世界水準の技術力、3)現地調達・生産――を結集し、新興国市場の様々なニーズに応える。
クエスターのコンポーネントは、UDトラックスとボルボ・グループの長年の経験と広範囲にわたる厳しい品質確認試験により生み出された。これにより、新興国市場での同車の競争力は高まる。「クエスターは、顧客ニーズへの深い知見、UDトラックスがアジアでの長年の経験から得た先端的ノウハウ、ボルボ・グループのグローバル体制、現地から優れた部品を調達しようとする試みの結集だ」(UDトラックス プロダクトストラテジーバイスプレジデント 岸伸彦)
日本のモノづくり
クエスターはUDトラックスの他の商品と同様に、顧客ニーズとモノづくりの原点である工場の声を取り入れる日本の「現場主義」によって生み出された。70年以上にもおよぶ同社のモノづくりの歴史がクエスターに結集した。
その具体例として、クエスターが搭載する最高水準のディーゼルエンジンがある。8リットルエンジン(GH8E)は、高性能・低燃費で高い評価を受けているUDトラックスの7リットルエンジン(GH7)をベースに開発。11リットルエンジン(GH11E)はUDトラックスの生産技術とボルボ・グループの先端技術の組み合わせによるもの。さらに、空気力学的に設計されたキャブや大きな積載が可能な大容量アクスルも、UDトラックスのエンジニアリングによるもの。
ボルボ・グループのグローバルな強み
UDトラックスは、大型商用車世界大手ボルボ・グループの一員として、世界に広がるグループの開発ネットワークを駆使してクエスターを開発。開発プロジェクトでは世界12カ国のエンジニアが設計、開発、認証、商品化に携わった。「高い仕様対応性と品質を兼ね備えたシャーシが特徴。グループ全体が培ってきた商用車技術からこうした設計が生まれる」(ボルボ・グループ開発部門 レンジディレクター パトリック・トロンベール)。ボルボ・グループのグローバル基準に沿った広範囲な試験をシャーシ全体に実施することで、シャーシへの信頼性と優れた耐久性を保証する。
現地調達・生産
クエスターは、UDトラックスが国外で一括生産する初めてのトラック。現地調達・生産により、価格に敏感な新興国市場で優れた性能を持つトラックを手頃な価格で提供可能となる。また、広域のサービスネットワークがUD純正整備・部品を通じて車両の稼働率を支える。
「3つの要素を組み合わせたクエスターは、優れた性能と豊富な価値を提供し、あらゆる面から顧客の期待に応えられるトラックだ」。「部品一つひとつが、信頼・耐久性そして燃費・安全性を仕様環境で十分発揮できるよう、クエスター専用に開発されている」(岸)
※詳細はwww.udtrucks.com/questerをご覧ください。
UDトラックスはお客様の車両の燃費・稼働率向上のための輸送ソリューションを提供する商用車ブランドです。1935年に設立されたUDトラックスは2007年以降、商用車、バス、建設機械、船舶用エンジンなどを製造・販売するボルボ・グループの商用車部門のグローバルブランドの1つとして、日本に本拠を置き、国内のみならず世界64カ国に販売ネットワークを展開しています。また日本はボルボ・グループのアジア太平洋地域の本拠地となっています。2012年の販売台数は国内・海外合わせて約2万台超でした。UDトラックスは当社の商品にUDの由来であるUltimate Dependability (究極の信頼)という付加価値を与え、お客様にとって最も重要な機能において卓越することを私たちの使命としています。
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