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フランクフルト国際モーターショーでNew 308 をワールドプレミア ~ さらなる革新的な環境対策を発表 ~【プジョー・シトロエン・ジャポン】
2013年8月26日
第65回フランクフルトモーターショーで、プジョーはその熱意と高級マーケットへの移行を強調するために新しいプロダクトを発表します。New 308がこのイベントの主力となり、さらに新しくなった3008と5008を展示します。「ユーロ6 ディーゼル排ガス基準」対応のBlue HDiモデル、ディーゼルハイブリッドであるHYbrid4、208 HYbrid FE Conceptモデル、そして2008 HYbrid Air Concept は、現在そして未来においてプジョーがテクノロジーや環境面においてリードしていることを表現しています。そしてRCZ R とOnyx(オニキス)コンセプトカー、すでにモータースポーツで優勝をしている208の2つのモデルによってプジョーはドライビングにおける感動を提供します。
フランクフルトにおける2900㎡のプジョースタンドには30台のモデルとコンセプトカーが展示されますが、来場者はNew 308専用のスタンドで9タイプの仕様を見ることができます。
New 308 洗練されたデザインとこれまでにない感覚をもたらす、「PEUGEOT i-Cockpit」
New 308は戦略的なCセグメント(欧州市場の3分の1以上を占め、そのうち43%がハッチバック)の中心に位置しています。
ブランドの高い要求を達成するために、デザイナーとエンジニアたちは極めて高い品質をもち、大胆で直感的かつ近代的、ピュアで流線型のデザインのハッチバックを実現しました。新しいEMP2(エフィシェント・モジュラー・プラットフォーム 2)によってNew 308 はカテゴリー最軽量のモデルとなりました。これまでのモデルに比べて140kgの軽量化を実現、さらに最もコンパクトなモデル(全長4.25m)に仕上がっています。オーバーハングを短くし、ダイナミックな動きと広い車内空間を可能にしました。
高品質な生地と素材が使用された、New 308の洗練されたテクノロジカルなインテリアには、SR1コンセプトカーにインスパイアされた「PEUGEOT i-Cockpit」 が採用されています。より高い敏捷性を実現するためのコンパクトなステアリングホイール、情報取得に理想的な高い位置にあるインストルメントパネル、高いセンターコンソールと直感的ドライビングのための9.7インチタッチスクリーンによって特徴づけられる「PEUGEOT i-Cockpit」 は、ライバルたちとの差別化を可能にしています。
5種類のガソリンおよびHDiエンジンは、発進時に低燃費を実現。その最適化された空力特性(Cd:0.28、CdA:0.63)によって93g/kmというCO ₂排出量を達成しました(1.6リッターHDi 92)。2014年春には、革新的なブルーHDi バージョンの記録的なCO ₂排出量82g/kmを達成した3気筒ターボガソリンエンジン(1.2リッター e-THP)や新世代の6速オートマチックギヤボックスを含む様々な新しい技術が導入され、New 308にはハイパフォーマンスかつ経済的なエンジンのラインナップが揃います。
軽量化された新しいサスペンションと最新世代のブレーキング性能を活用するESPなど、新たなドライビングパフォーマンスがドライバーを迎えます。New 308にはプジョーの専門知識のすべてが表現されています。プラットフォーム(軽量化、オーバーハングの縮小、低重心化、電動パワーステアリング)が与えるメリットとこれらを組み合わせることによって、New 308は最高レベルでの敏捷性、快適なハンドリング、そしてロードホールディングの達成を可能にしました。
ドライバーの心にさらなる平穏をもたらすために、様々な技術を用いたドライビングエイドが投入されています。それはブラインドスポット・モニタリング、ダイナミック・クルーズコントロール、緊急衝突警告システム、緊急衝突ブレーキングシステムなどです。
このセグメントでは使用されたことがないフルLEDのヘッドランプは、上級モデルで標準装備されています。
New 308は、顧客にできるだけ近い地域で生産されます。欧州マーケットへ投入するために9月12日からソショーでまず生産され、その後、生産拠点は中国に移されます。
New 308のスタンドには、究極のスポーツコンセプトカーとなる308 R Concept も展示されます。これは従来のピュアなスタイルとアイデンティティを根本的に新しくするものです。車高を低くさらに車幅を拡げ、19インチのワイドタイヤを履いたこの308 R Concept は、スポーティでアグレッシブな特性を表現しています。カーボンファイバー製のツートンカラーの下部には、プジョー・スポールのエンジニアたちが270psの最大出力、すなわちカテゴリー記録となる、リッターあたり約167psを実現させた1.6リッター4気筒ガソリンエンジンが搭載されています。そのポテンシャルを最大限に活用するために、308 R Concept はフロントドライブをトルセン・ディファレンシャルと、さらなる容量アップのため大型ブレーキングシステムを採用しました。
3008と5008 継続する成功
2009年、プジョーではCセグメントにおけるブランドの存在を大きくアピールするために、2つのプロダクトを投入しました。お互いに補足し合う特徴を持ち、まったく異なる顧客層に向けられていますが、テクノロジーにおける多くのコンテンツや、優れた居住性、ドライビングプレジャー、ハイレベルの品質、そして申し分のないハンドリングを共有しています。
それから4年の間、3008 Crossover と5008 Compact MPVは、2013年6月末まで世界でそれぞれ506,000台と237,000台を販売し、期待に応えました。
とりわけ3008は当初の目標をはるかに超える成功を収めており、年初から発売している中国マーケットでの人気、さらに2012年に世界に先駆けて導入されたディーゼル・ハイブリッドシステムのドライブトレインを初めて適用した、3008 HYbrid4の人気もその要因です。
この成功を継続させるために、3008と5008は新たにデザインされたフロントフェイスと最新技術のヘッドランプを搭載したモデルがフランクフルトで展示されます。より現代的で高品質な特徴をあますことなく表現したこれらのモデルは、ブランドの新しいスタイル(フローティンググリル、特徴的なライトなど)を具現化しています。インテリアにはレーザー彫刻を思わせるセンターコンソール、リアビューカメラ、フルカラー・ヘッドアップディスプレイなどの新しい装備が搭載されています。
プジョー:技術および環境対策の先進
2013年にプジョーはその欧州ラインアップのCO ₂排出量をさらに減らすことに成功しました。2012年には121.5g/kmだったこの数値が、5月末には116.3g/kmとなっています。
プジョーの環境戦略は内燃エンジンの最適化(燃費効率の向上、小型化、ストップ&スタートテクノロジーなど)、そして1.0 リッターと1.2 リッターの3気筒ガソリンエンジンのラインアップなど、新世代エンジンの投入によって常に実証されています。
プジョーは、フランクフルトで新しい「Blue HDi ディーゼル排ガステクノロジー」を搭載したNew 308 と508 SW を展示します。SCR(選択式還元触媒)と添加剤配合のFAP(粒子フィルターシステム)を独自に組み合わせることで窒素酸化物(NOx)を90%まで減らし、二酸化炭素(CO ₂)の排出と燃費を最適化しながら粒子を99.9%まで減尐させます。このテクノロジーはすでに「Euro 6 ディーゼル排ガス基準」に対応しており、2013年末以降、プジョーの全ディーゼルモデルに投入されます。それによって、ディーゼルカテゴリーにおけるプジョーの技術面におけるリーダーシップがさらに強化されるのです。
プジョーの環境における先進的なポジショニングと高級マーケットへの移行を実例として、世界で初めて3008HYbrid4 、さらに508 RXH と508 Saloon HYbrid4 にも導入された「HYbrid4 ディーゼル・ハイブリッドテクノロジー」が挙げられます。プジョーは環境への積極的な取り組みと、ドライビングプレジャーにおける革新的な商品ラインアップを提供します。これらHYbrid4 を搭載した3つのモデルは、すでに28,000人の顧客に支持されています。
フロントアクスルを駆動する2.0リッターHdi 163 FAPエンジンと、リヤアクスルを駆動する37psのモーターを搭載し、最高出力200psのパワーを発揮するHYbrid4モデルは、4つのモード(オートマティック、ZEV、スポーツ、4WD)から選ぶことにより新しいドライビングを提供します。 CO ₂排出量は88g/kmからとなっています。
一方で、燃費が50km/ℓ でリーズナブルなクルマ造りを達成するために、プジョーは革新的な改善に向かって進んでいるのです。
この目標達成に向けての大きな一歩となるHYbrid Air テクノロジーによって、プジョーは再びパイオニアとなるでしょう。国際マーケット向けの2008 Crossover は、ガソリンエンジンと圧縮空気テクノロジーを組み合わせてコストを削減する新しいドライブトレインのベース車両と言えます。この技術は2016年からBおよびCセグメントに搭載され、世界中の多くの人に利用してもらうことが可能になります。
2008 HYbrid Air はさまざまな状況において、最適な燃費を実現するために2つのエネルギーを組み合わせます。ブレーキングと減速におけるエネルギー回生で得られる圧縮空気は、ベストな燃費のために新世代の3気筒ガソリンエンジンをサポートし、それらにとって代わるアシストをします。
センタートンネルに位置する高圧タンク、さらにリヤサスペンションに設けられたリザーバータンク、そしてトランスミッションに設置されるモーター/ポンプからなるHYbrid Air は、車内のスペースと居住性を確保します。ドライバーはエアー(ZEV)、ガソリン、そしてそれらの組み合わせという3つのオペレーションモードを選ぶことができます。
この新しいHYbrid Air には50km/ℓ という燃費目標を達成するため、その他の分野でもさまざまな革新的な工夫がなされています。これらのテクノロジーは、208 HYbrid FE においても探求されています。
その設計に向けて1995年以降パートナーシップを組んでいるPEUGEOTとTOTALが専門知識を組み合わせ、CO ₂排出量を抑えつつドライビングプレジャーを実現するという、野心的なチャレンジに取り組みました。208HYbrid FE のCO ₂排出量はわずか49g/km であり、すでに優れた燃費を誇る208の1.0リッターVTi の約半分となっています。それにもかかわらず、0-100km/h では8秒を実現しており、コンパクトハッチバックと同等の速さを誇っています。
これはノンプラグインのフルハイブリッド・コンセプトカーであり、プジョーは未来のクルマにこのテクノロジーを活用していきたいと考えています。
そのため、いくつかの方向性が検討されてきました。最適化された空力特性、コンポジットとポリカーボネート素材を豊富に使用して実現した200kgの軽量化、3気筒エンジンとオートマチックトランスミッションを組み合わせたガソリンハイブリッド、さらに補助的な電気モーターとバッテリーは、耐久レースでの経験を活用した結果であり、TOTALが特別に開発したエンジンオイルが使用されます。208HYbrid FE にはサスペンションとホイールが複合的に装着され、特製のタイヤとホイールリムは転がり抵抗を低減します。
高級市場への移行とハイレベルなドライビング体験
フランクフルトのプジョーブースを訪れる顧客は、デザインとドライビングに関する新たな実例を見ることができます。すでに5万人の顧客に支持された現行RCZスポーツクーペのチューンナップバージョンであるRCZ R は、2014年からプジョーブランド史上最もパワフルなモデルとなります。
1.6 リッターというカテゴリーで最高記録の出力を誇る270ps の新型エンジンは、最新の「ユーロ6 排ガス基準」に適応しており、CO ₂排出量は145g/km となっています。それによりプジョーRCZ R のパフォーマンスと燃費は、これまでにないレベルに到達しました。感動的なドライビングを提供するこのRCZ R は車高がより低く、19インチホイールによってエクステリアの表現力がさらに豊かになっています。エリートを意識させるドライビングポジションによって、特製のサスペンションとホイール、そしてトルセン・ディファレンシャルとの組み合わせによって、ドライバーはエンジンのパフォーマンスをフルに活用することができるでしょう。
インスピレーションを与えてくれるOnyx (オニキス)
プジョーのスーパーカーコンセプトを受け継いだスーパースポーツカーのコンセプトモデル、Onyxはフランクフルトモーターショーを訪れる人々の想像力をかきたてることでしょう。全長4.65m の急進的で彫刻のようなシルエットをたたえた、20インチのホイールを履いたスーパーカーコンセプトモデルのOnyxには、アスリートの心が宿っています。カーボンファイバー製のボディシェル、ミッドシップにマウントされた600psのV8ハイブリッドHDi 3.7 リッターエンジン、6速シーケンシャル・トランスミッション、そしてサスペンション。これらはすべて最高レベルの専門知識から生まれたものです。
素材のコントラスト、そしてパティナ仕上げが際立つボディワークは時間を掛けて洗練されてきました。ウイングとドアは純銅、ボディの一部パネルはマットブラックのカーボンファイバー製となっています。
アルミ製のルーフアーチに囲まれた「ダブル・バブルルーフ」によって、機能的なカーボンとフェルトが敷き詰められた、乗員がインテリアと一体化するような革新的な運転席を観ることができます。Onyxでプジョーは素材の追求を続けていきます。ダッシュボードに使用される「ニュースペーパー・ウッド」等はその一例と言えるでしょう。それは、圧縮した中古新聞紙からできた素材なのです。
2013年はプジョー208 のパフォーマンスが向上した年でしたが、プジョー・スポールが描くプジョー2シリーズのモータースポーツにおけるストーリーも最高レベルに達しました。
多くの来場者が208 T16 Pikes Peak を見に訪れることでしょう。アリ・バタネンがプジョー405 T16でパイクスピーク・ヒルクライム優勝を飾ってから25年、208の最新バージョンであり、いまや伝説のマシンとなったプジョー208 T16 Pikes Peak'875psを出す3.2リッターV6ツインターボエンジンを搭載、重量875kg、0-100km/h加速1.8秒(を駆るセバスチャン・ローブが8分13秒878と、20km のこのステージ記録を大幅に更新しました。
これは人間と機械による努力の結晶であり、プジョーが卓越した優秀さを求めていることを表しているのです。
また、伝説の復活となった208 GTi の導入を記念して、3台の特別な208 GTi PEUGEOT SPORTが2013年のニュルブルクリンク24時間レースに出場しました。300ps の出力を誇る1.6リッターガソリンターボエンジンを搭載した208は、カテゴリーで表彰台を独占しました。そのうちの1台がフランクフルトのプジョーブースに展示されます。
プジョーについて
世界160カ国で1万を超える拠点を展開するプジョーは、あらゆる活動の場において緻密なデザイン、魅力、情熱といった要素を融合させています。
2012年、プジョーは全世界で170万台を販売し、ヨーロッパ第4のブランドとなりました。現在は主要な成長マーケットでの国際化を加速させ、ラインナップの拡充を進めています。
プジョーは、環境に対する取り組みを積極的に推進しており、ディーゼルのマイクロ・ハイブリッド技術を採用し、革新的なディーゼルフルハイブリッド技術を利用した3つのHYbrid 4採用モデルを開発してきました。
プジョーは、自動車および実用車をはじめ、スクーターならびに自転車などの多様なサービス、包括的な製品ラインナップを持つ唯一のブランドです。
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