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様々な顧客ニーズに応える新大型トラック「クエスター」【UDトラックス】
2013年8月26日
クエスターは、大型車を利用する輸送業界向けに開発されたUDトラックスの新世代トラック。共通プラットフォームで長距離輸送や配送、建設現場、鉱山開発などの幅広い用途に対応する。
クエスターは進化し続ける市場の顧客ニーズに応えるため、これまでの同社のラインアップの中で最もコスト効率の高い車となっている。車両そのものが長期にわたって高い品質を保持するたけでなく、整備のしやすい造りとなっている。また、ボディ架装なども含めて幅広いオプションの組み合わせができるため、顧客の用途に応じてカスタマイズしたソリューションを提供できる。
豊富なバリエーション
「クエスターの最大のメリットは、ユーザーが個別のニーズや用途に応じて多彩な組み合わせができること。そのため様々な機能を取り揃えた。市場ではこれまで実現されてこなかったことだ」(UDトラックス・プロダクトマネジメント・バイスプレジデント松尾泰造)。クエスターでは、7種類のバリエーションを用意して様々なニーズに応える。例えば、長距離輸送や配送には4×2リジッド/トラクターや6×2リジッド/トラクター、6×4リジッド/トラクター、 8×4リジッド、そして建設現場や鉱山開発には6×4リジッド/トラクターと8×4リジッド。6×4リジッド/トラクターと8×4リジッドは厳しい道路条件を想定した設計になっており、特に耐久性と高い信頼性が重視される建設現場に適している。6×2リジッド/トラクターでは、空車状態で車軸を上げることができるリフティングアクスルを備えている。
また、マルチリーフ・リヤサスペンションやハブリダクションにより、建設現場や鉱山開発で優れた耐久性とロードクリアランス(最低地上高)を実現。
確かなエンジン技術
クエスターが誇る2種類のエンジンは燃費効率が良く、さまざまな用途で優れた性能を発揮するよう設計されている。8リットルディーゼルエンジン(GH8E)の性能は高く、配送や建設現場に最適。また11リットル(GH11E)は、ボルボ・グループのグローバルな技術と日本の生産品質がベースになっている。
GH11EではUDエキストラ・エンジン・ブレーキ(UD EEB)がオプション装備できる。同システムではエンジンを補助ブレーキ装置として使用する。特に勾配の多い道路で高い平均速度を維持しながら制動時の安全性を向上し、またブレーキの摩耗も低減する。
頑丈で柔軟性のあるシャーシ
高い柔軟性と品質を兼ね備えたシャーシは、クエスターの最大の特徴のひとつである。ホイールベースや燃料タンク容量のサイズ、排気系部品の向きなど多様な設定が用意されているため、シャーシの様々なレイアウトが可能。
またクエスターは、豊富なオプションを取り揃えることで、ADR(危険物の国際輸送に関する欧州協定)を始めとする各市場の法規に適合。
空気力学的に設計されたキャブ
クエスターではルーフおよびサイド・エア・デフレクターのオプション装備が可能。同デフレクターは空気抵抗の低減を目的としている。
またキャブにはロングハイルーフキャブとスタンダードルーフキャブの2種類がある。ロングハイルーフキャブにエアダムバンパー、そしてスタンダードルーフキャブにはエアダムバンパーに加え、最低地上高をより確保できる建設現場用スチールバンパーもオプション装備できる。
さらにオンロード用キャブにはサイド・エア・ベントが装備され、キャブ側面への泥はねを防ぐ。
またロングハイルーフキャブには従来のものよりワイドな幅のベッドを2段装備して、ドライバーの休息と収納スペースの面から、効率的な長距離輸送を支援する。
組み合わせ概要
*仕様により異なる。 **仕様およびリヤアクスルにより異なる。
※詳細はwww.udtrucks.com/questerをご覧ください。
UDトラックスはお客様の車両の燃費・稼働率向上のための輸送ソリューションを提供する商用車ブランドです。1935年に設立されたUDトラックスは2007年以降、商用車、バス、建設機械、船舶用エンジンなどを製造・販売するボルボ・グループの商用車部門のグローバルブランドの1つとして、日本に本拠を置き、国内のみならず世界64カ国に販売ネットワークを展開しています。また日本はボルボ・グループのアジア太平洋地域の本拠地となっています。2012年の販売台数は国内・海外合わせて約2万台超でした。UDトラックスは当社の商品にUDの由来であるUltimate Dependability (究極の信頼)という付加価値を与え、お客様にとって最も重要な機能において卓越することを私たちの使命としています。
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