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高効率と低騒音を実現した車載汎用ブラシレスモータ用プリドライバICの製品化について【東芝】

2013年8月21日

当社は、正弦波駆動と最適な進角制御注1によって、高効率と低騒音を実現した車載汎用の三相ブラシレスモータ用プリドライバIC「TB9080FG」を製品化しました。2013年9月から量産を開始する予定です。

燃費向上やCO2削減のためにアイドリングストップ車の普及が進んでおりますが、そのためにエンジン停止時のエアコンなどの騒音が際立つようになり、静音化の要求が高まっています。エアコンの騒音の主な原因は送風部のブロアファンですが、ファンの形状最適化やダクト筺体の吸音材など、メカ部品による対応は限界になりつつあります。

本製品は、モータ駆動信号を従来の120度矩形波制御から正弦波制御に変更することにより、モータの騒音の電気的な低減を実現しました。さらに、進角制御の最適化によって高効率なモータ駆動を可能にします。

新製品の主な特長

■正弦波制御による騒音の低減
3次高調波の採用により正弦波制御を実現し、静音性を向上させました。

■デジタルフィルタ制御によるスタート時の出力オーバーシュート注2の発生防止
外部から受け付けたPWM注3信号を、フィルター回路で処理してスロースタートを行なうことにより、スタート時の出力のオーバーシュート発生の防止が可能になります。

■16種類の回転数データテーブル内蔵
内蔵した回転数データテーブルにより、4~12の各極数のモータに対応可能です。

■進角制御による効率改善
モータ電流を測定して、進角量を約1度刻みで自動的に制御することにより、効率改善が可能になります。

■速度フィードバック制御による回転スピード精度の向上
ホール素子注4から得られる信号と設定速度データとを比較してフィードバック制御を行い、モータ回転数の精度を向上します。

新製品の主な仕様


注1 : 電流と電圧の位相差を調整することでモータの効率を向上させる方法
注2 : 制御したい値が、一時的に設定値を超えて上昇し過ぎること
注3 : 一定周期におけるON/OFF時間を変えてモータのトルクや回転速度を制御する方法のひとつ
注4 : 磁界を検出する素子で、モータの回転位置・回転スピード情報を得るために使用される。



■お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
車載営業推進部  Tel : 03-3457-3428



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