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自動車業界向けERP製品のクラウド提供【日本情報通信/日本インフォア・グローバル・ソリューションズ】

2011年6月28日

自動車業界向けERP製品のクラウド提供につき
日本情報通信と日本インフォアが協業

~ JNXに接続したクラウド上で、セキュアなERPサービスを提供 ~

日本情報通信株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:野村雅行、以下 NI+C)と日本インフォア・グローバル・ソリューションズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:村上智、以下 日本インフォア)は、自動車業界に数多くの導入実績を誇る日本インフォアのERP(エンタープライズリソースプランニング)製品「Infor ERP」をNI+C の企業向けクラウドコンピューティング・サービスの新しい基盤として立ち上げる「Power Cloud ERP(パワークラウドイーアールピー)」上で、サービスメニュー化して提供することを合意しました。

1. NI+Cと日本インフォアの連携の意義

日本インフォアは、25年以上に亘り、多様な事業課題に対応したソフトウェアを世界の自動車企業に提供し、支援してきた実績があります。「Infor ERP」は、世界各国に5,000社を超える自動車部品メーカーをはじめ、4,500社以上の機械メーカー、3,500社のプロセス製造企業、そして9,000社を超える流通企業が使用しているERP製品です。また、NI+Cは、自動車産業界で通信インフラを共通化するために構築されたネットワーク「JNX」の認定プロバイダーとして、その構築と運用を担い、自動車業界を中心に約1,000社に対してセキュアな通信サービスとEDIサービス(電子データ交換)サービスを提供しています。
両社が連携することで、海外進出と共にERP導入を図る日本の製造業、特に自動車部品メーカーにとっては、ERPソリューションをセキュアなクラウドコンピューティング環境でグローバル利用することが可能となり、以下のメリットを享受できます。

基幹システムを海外法人に展開することが容易になります。
国内外の申し込み、契約、請求を一元的に実施可能なグローバルシームレスなネットワークを利用することができます。
市場のグローバル化により発生する、新たな海外の取引先との取引を迅速に立ち上げることができます。
海外メーカーが求めるMMOG/LE(AIAGやODETTE、主要欧米OEMが推奨する国際的な資材管理工程ガイドライン/ロジスティクス評価のためのツール)に対応できる受注管理が利用できます。
海外の現地法人が既に「Infor ERP」を利用中の場合は、日本にシステム集約することが可能です。
EDIの効率改善を図りたい自動車部品メーカーにとっては、ERPの機能から必要とされる受発注のコンポーネントを選択して利用し、EDIサービスとの連携が可能となり、自動車業界で求められる、サプライチェーンの品質向上が図れます。
顧客オーダーやその変動を迅速かつ正確に生産系システムに連携し、取引先への信頼性を向上させます。

さらに、「JNX」ユーザーには、JNX/NMS Plusセキュアドネットを活用し、本ERPサービスを手軽に安心して試用できるクラウドコンピューティング環境が用意されています。

2. 「Power Cloud ERP」サービス概要

「Power Cloud ERP」のクラウド基盤としては、ハードウェアにIBM Power SystemsTM、OSにIBM iを利用した2009年より実績があるNI+C クラウドコンピューティング・サービスの「仮想ホスティング・サービスPower Cloud i (パワー・クラウド・アイ)」を活用します。ERPの稼動をサポートする最適化されたクラウドリソースをタイムリーに提供し初期構築に要する期間の短縮を図り、初期投資費用の抑制が可能です。ERPのライセンスとコンピュータリソースで通常数千万円の初期投資が必要ですが、本サービスでは月額料金でInfor ERPをクラウド環境から利用することが可能です。既にInfor ERPを利用しているユーザーに対しては、オンプレミスからクラウド環境への移行もサポートします。

Infor ERP

「Infor ERP」は、IBM SystemsTM 環境で業務を運営している組立加工型製造業やプロセス型製造業向けの、柔軟性のある高機能な包括的ERPです。業務特化型機能が備えられ、製造、ロジスティックス、チャネル管理、顧客関係、サプライ関係、財務管理といった中核業務プロセスの効率性を向上させます。さらに、中小企業向けには、製品の機能をコンポーネント化し、自動車業界向けに必要な機能の提供が可能です。

3. 「Power Cloud ERP」サービスの販売および、提供について

サービスの営業活動はNI+C、日本インフォアが共同で行い、Infor ERPをクラウド環境から利用できるサービスをNI+Cが提供し、ERPの導入、開発は日本インフォアが行います。パッケージにカスタマイズが必要な場合は、日本インフォアより別途提供されます。

4. 「Power Cloud ERP」サービスの価格

料金は、1ユーザーあたり月額2万円からの予定です。

5. 今後の展開

「Power Cloud ERP」は、NI+Cクラウド上より、2011年9月に提供開始予定です。
「Infor ERP」のクラウドでのサービス提供にあたり、NI+Cおよび日本インフォア両社にて、2011年度5社への導入を目指します。

本サービスについてのセミナー開催予定

セミナー名称:
グローバルで戦う企業様必見!
海外市場のビジネスチャンスを逃さない「Power Cloud ERP」

日時:
7月20日(水) 14:00 ~ 17:00

場所:
日本アイ・ビー・エム株式会社   本社(箱崎)  701会議室

詳細:
http://www.niandc.co.jp/s/erp0720/

本発表に関するパートナー企業からのエンドースメント

日本アイ・ビー・エム株式会社
執行役員 営業 グローバル・ソリューションズ担当  ヴィヴェク・マハジャン様

「日本IBMは、このたびの日本情報通信株式会社と日本インフォア・グローバル・ソリューションズ株式会社のクラウドでのERPサービス提供への合意を歓迎します。このソリューションのインフラは、優れた処理能力や高い信頼性を持つIBMのサーバー「IBM Power Systems」とインフラの簡素化を実現できる拡張性に優れた高性能ストレージ「IBM System Storage™」製品群で支えており、お客様のさらなる成長をご支援できるものと確信しております。」


【日本インフォア・グローバル・ソリューションズ株式会社】
日本インフォア・グローバル・ソリューションズは、インフォアの日本法人として、ERPをはじめとする各種ソリューションを、様々な分野に精通したチャネルパートナー企業を通じて、提供しています。インフォアは、125カ国、70,000社以上のお客様にビジネスアプリケーションを提供し、業務改善と企業成長を支援する先進的なビジネスソフトウェアおよびサービスのプロバイダーです。

【日本情報通信株式会社】
日本情報通信株式会社は、1985年に日本電信電話株式会社(NTT)と日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)の合弁会社として設立されました。自動車業界とその関連業界をつなぐネットワークシステム「JNX」の構築・運用をはじめ、通信、運輸、金融業界などで数多くのSIサービスの実績があり、CRM/BI、ネットワーク/業界ポータル、プラットフォームソリューションそしてITIL準拠のシステム運用など、ネットワークとミドルウェアの技術を組み合わせた価値あるソリューションを提供。併せて、ICT製品のディストリビューター事業を行っています。現在、成長ビジネスとして、クラウドコンピューティングをはじめ、BI(ビジネスインテリジェンス)を中心としたソリューション事業、EDIを含むネットワークサービス、ネットワーク機器の仮想化統合事業に注力しています。

※リリース中に記載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。


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