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次期型「タイタン」ピックアップトラックにカミンズ社の新しいディーゼルターボエンジンを搭載【日産自動車】

2013年8月20日

日産自動車は20日、同社のグローバルな商品と技術を展示するイベントNissan 360の幕開けに合わせ、カミンズ社製の新開発V8ディーゼルターボエンジンを次期型フルサイズピックアップトラックに搭載することを発表しました。

カミンズと日産のパートナーシップの下、カミンズ5.0L V8ディーゼルターボエンジンは、次期型「タイタン」の適応化にむけ、現在、開発・実験の最終段階にあります。またカミンズは、同エンジンの商用のお客様向け車両も開発しています。

北米日産のセールス&マーケティングおよびサービス&パーツ部門担当VPのフレッド ディアスは、「私たちは次期型『タイタン』の開発に着手しています。次期型『タイタン』は、単なる大型商用ピックアップへのバージョンアップではなく、ディーゼルの性能とトルクを持った有能なトラックであることが重要であることが分かりました。次期型『タイタン』は必ず注目を集めることになるでしょう。そしてカミンズ社製の5.0L V8ディーゼルターボエンジンを搭載することで、新たなファンを獲得し、他に例のない組み合わせを求めているお客様を引き付けることができると信じています。」

日産は、次期型「タイタン」をより魅力的にすべく、同車の発売時には、パワートレインの選択肢の拡大、並びに、運転席と荷室の組み合わせを追加することをすでに発表しています。

カミンズ社のエンジン事業担当のデーブ クロンプトンVPは、「私たちは日産と連携し、カミンズ5.0L V8ディーゼルターボエンジンを北米のピックアップトラック市場に投入できることを大変喜ばしく思っています。この新しいエンジンは、お客様がカミンズのエンジンに期待する信頼性を保ちつつ、更に、パワー、性能、燃費をバランス良く実現します。これは非常に素晴らしいパッケージです。」と述べました。

カミンズ5.0L V8ディーゼルターボエンジンは、500(lb-ft)台半ばのトルクと300馬力以上を発揮し、小型トラックを購入されるお客様へ、北米のトラック市場に求められる牽引能力と走行距離の双方を提供します。

カミンズ5.0L V8ディーゼルターボエンジンは、アメリカの製造の中心地であり、カミンズの本社を置くインディアナ州コロンバスにあるコロンバスエンジン工場で生産される予定です。同工場は、最高品質のカミンズエンジンの生産において90年以上の歴史を持っており、最新の革新的技術を有しています。

次期型「タイタン」へのエンジン搭載は、テネシー州フランクリンの北米日産のチームが率いています。開発と実験は、ミシガン州ファーミントンヒルズとアリゾナ州スタンフィールドにある日産テクニカルセンター・ノースアメリカと、日産のグローバルエンジニアリングセンターが行っています。デザインは、カリフォルニア州ラホーヤにある日産デザインアメリカが中心となって取り組んでいます。

次期型「タイタン」は、現行モデルと同様に、ミシシッピー州キャントンにある日産の車両組立工場で生産される予定です。ガソリンエンジンの鋳造、プレス、組立は、テネシー州デカードにある日産のパワートレイン工場で行われます。
カミンズ社製エンジンを搭載した開発試作モデルは現在、大規模な公道性能、耐久性実験を行っています。

次期型「タイタン」とカミンズエンジンについての詳細は後日発表致します。

カミンズについて
カミンズは、ディーゼルおよび天然ガスエンジン、そして燃料系統、制御、空気調和、ろ過、排気ソリューション、発電システムなどの関連技術の設計、生産、販売、アフターサービス事業で世界をリードする企業です。米国インディアナ州コロンバスに本社を置く同社は、世界で46,000人の従業員を有しており、同社所有あるいは独立した約600の販売業者のネットワークを通じて、約190の国および地域の約6,500の店舗でお客様へサービスを提供しています。2012年のカミンズの売上高は173億円で16億5,000万円の利益を創出しています。




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