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ロールス・ロイス社向けTrent XWBジェットエンジン用軸受を量産受注【NTN】
2013年8月15日
NTN㈱(以下、NTN)は、この度、ロールス・ロイス社(イギリス)が開発中の新型ジェットエンジン、「Trent XWB」に搭載される軸受を量産受注しました。
Trent XWBは、多方面から高く評価されているロールス・ロイス社のジェットエンジンTrentファミリーの最新タイプで、エアバス社(フランス)の中型旅客機であるエアバスA350ファミリーに向けて開発されました。エンジンの推力は、74,000~97,000ポンド(330~430kN)で、同社特有の3軸構造設計を踏襲し、排気ガス低減を実現した高バイパスエンジンです。現時点において、Trent XWBはエアバスA350ファミリーに採用された唯一のエンジンとなります。エアバスA350ファミリーは、2013年6月に初飛行を実施、2014年から商用運航を開始する予定です。
NTNは、桑名製作所(三重県桑名市)、および連結子会社であるNTN-SNRのアルゴネ工場(フランス、アルゴネ市)に航空宇宙用軸受専用工場を有し、今回受注したロールス・ロイス社のTrent XWBエンジン用軸受においても両工場で生産いたします。
桑名製作所は、日本の軸受メーカーとして初めてJIS Q 9100品質マネジメントシステムおよびNadcap*1 特殊工程認証を取得し、ジェットエンジン、ヘリコプター、ロケット、人工衛星に使用される高機能・高品質の軸受を世界各地の航空宇宙関連企業に供給しています。
NTN-SNRアルゴネ工場は、フランス軸受メーカーとして、長年にわたってジェットエンジンやヘリコプター、ロケットに使用される軸受を、多くの航空宇宙関連企業に供給しています。
NTNグループは、今後も成長が期待される航空宇宙産業に注力し、高度な商品の供給責任を果たすため、顧客の信頼に応える品質管理システムの確立・維持と供給体制の強化を推進し、2017年には世界の主要航空宇宙関連企業向けに年間75億円の販売を目指します。
*1 : Nadcap(国際特殊工程認証システム) : エアバス、ボーイングなど航空機メーカーおよび、Rolls-Royce、GE、P&Wなどプライム・エンジン・メーカー各社がメンバーとして参加し管理するPRI(Performance Review Institute)が開発し、1990年から運用を開始した品質保証及び特殊工程の監査・認証プログラム
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