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車載認定製品ポートフォリオの大幅な拡充を発表【オン・セミコンダクター】
2013年8月6日
成長著しい車載電子コンテンツ用アプリケーションに、AEC-Q100および AEC-Q101認定のディスクリートICおよび標準 ICが幅広く選択可能に
米国アリゾナ州フェニックス – 2013年8月6日 – エネルギー効率におけるイノベーションを推進するオン・セミコンダクター（Nasdaq: ONNN）は、要求の厳しい車載用アプリケーション向けに設計されたAEC-Q100およびAEC-Q101認定標準コンポーネントのポートフォリオを大幅に拡充しました。
成長を続ける車両電子コンテンツによって、乗用車システムに見られる厳しい動作環境に適合するための堅牢な物理的および電気的性能を提供するAEC-Q認定コンポーネントに対する設計者からの要求が増大しています。
情報・分析企業であるIHSによれば、高級自動車の半導体コンテンツは、1車両当たり平均で約336米ドルとなっています。これには高度ドライバ支援システム、パワートレイン、車体およびインフォテイメント・システム用集積回路 （IC）およびディスクリートが含まれます。インフォテインメント・システムのICコンテンツだけでも、OEMシステムについて1車両当たり約52米ドル、アフターマーケット・システムを含めると1車両当たり約81米ドルです。
IHSの自動車エレクトロニクス上席アナリストであるLuca De Ambroggi氏は、次のように語っています。「平均的な車両の半導体コンテンツは近年急増しており、全体的な電子コンテンツの増加に伴って、今後も増え続けると予想されます。」「高級車両の標準集積回路の数は5000個から6000個です。」「車載アプリケーションの半導体コンポーネントの品質が重要な要件であり、業界は欠陥率0ppm を目標としています。」
最新の製品
新製品の最初のデバイスは、オン・セミコンダクターの100%アバランシェ・エネルギー試験を実施した、NVMFSシングルおよびNVMFDデュアルNチャネル・ロジック・レベル・パワーMOSFETファミリです。これらのデバイスは、直接燃料噴射、エアー・バッグ、HVAC、ハイブリッド電子システムを含む、要求の厳しい自動車パワートレイン、安全、および車体制御モジュール・アプリケーションにおいて、導通損失を抑え優れた負荷性能を保証しながら、低オン抵抗と高電流ドライブ能力の両方を提供します。小さな実装面積の低背SO-8FLパッケージに封止されており、従来使用されていた同様な電力処理効率を有するDPAKパッケージと比べて、ボード・スペースを50%以上節約します。
新しいNUP2115LT1GトランシーバのESD保護ダイオードは、FlexRayTMトランシーバを静電気放電（ESD）および他の有害な過渡電圧事象から保護し、各データ・ラインに双方向保護を提供し、可能な最高のシグナル・インテグリティを提供するように設計されています。NUP2115LT1Gは、小型SOT-23パッケージに収納されており、システムの信頼性向上に寄与し、厳しい電磁気干渉 （EMI） 要件も上回ります。車載ネットワーキングの高速性のため、FlexRayTM規格では最大20 pFの低容量保護および±2%のデータ・ライン容量偏差が必要です。NUP2115LT1Gは、業界をリードする最大10pFの浮遊容量と0.26%の容量マッチングにより、FlexRayTM規格をはるかに上回る性能を実現しています。
オン・セミコンダクターのSOT-23およびSOT-223パッケージに封止された車載認定NSV1Cファミリである100V、2A PNPおよびNPN超低飽和電圧（VCEsat）、高電流ソースのバイポーラ・トランジスタは、高いエネルギー効率を達成しており、車両用バッテリの要件を緩和するのに役立ちます。代表的なアプリケーションには、インスツルメント・クラスタ・モジュールおよび直接燃料噴射用エンジン制御ユニット（ECU）などがあります。NSV1Vデバイス・ファミリは、オン・セミコンダクターの車載用途に対して認定された広範なデジタル・トランジスタを補完するもので、1kΩ～100kΩの範囲の抵抗値を持つ定格 50V、100mAのデバイスで構成されています。これらは、シングル、デュアル、NPN、PNP、相補デバイスなど7つのパッケージ・スタイルで提供されます。
NCV857xおよびNCV87xxシリーズの高性能、ポスト・レギュレーション低ドロップアウト（LDO）電圧レギュレータ・シリーズの発売により、性能向上を実現し–40°C～+125°Cの拡張温度範囲を提供します。 これらのLDOは、システム性能を向上させるのに、低ノイズおよび低電源除去比（PSRR）が不可欠である、インフォテイメント、安全、照明、および小型モータ電子制御ユニットで使用されます。これらの新しいデバイスは低ノイズ性能が重視されるBluetoothアプリケーションに最適です。
また、オン・セミコンダクターは、-40°C～+125°Cの拡張温度範囲を持つ車載グレード・レベル1シリアルEEPROMのファミリをいくつか発表しました。CAV24Cxx I2CバスおよびCAV25Cxx SPIバス・インタフェース・シリアルEEPROMファミリは、1Kバイト～1Mバイトの集積度で提供されます。これらの製品はオン・セミコンダクターによって、最小0.18µmのシリコン・プロセスで製造され、業界標準のSOIC & TSSOP車載グレード・パッケージで供給されます。CAV93C86 （16 Kバイト）は、Microwire Busインタフェース・シリアルEEPROMデバイス・ファミリから発売される最初のデバイスです。
オン・セミコンダクターについて
オン・セミコンダクター（Nasdaq: ONNN）は、グローバルな省エネルギー実現のためデザインエンジニアを強化し、エネルギー効率の高い電子機器のイノベーションをリードしてまいります。オン・セミコンダクターのエネルギー効率の高い、パワー＆信号制御、ロジック、ディスクリートおよびカスタム・ソリューションの包括的なポートフォリオは、自動車、通信、コンピューティング、民生用、産業用、LED照明、医療、軍事/航空宇宙および電源アプリケーションにおける特有な設計上の課題を解決します。オン・セミコンダクターは、北米、ヨーロッパ、およびアジア太平洋地域の主要市場で、対応力、信頼性に優れた,世界クラスのサプライ・チェーンと品質保証体制、および製造工場、営業所、デザイン・センターのネットワークを稼働させています。詳細については、http://www.onsemi.jpをご覧ください。
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オン・セミコンダクターおよびオン・セミコンダクターのロゴは、Semiconductor Components Industries, LLCの登録商標です。本ドキュメントに記載されている、それ以外のブランド名および製品名はすべて、各所有者の登録商標または商標です。オン・セミコンダクターは、本ニュース・リリースで同社Webサイトを参照していますが、Webサイト上の情報はここには記載されていません。
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